陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

靴下はなぜ消えるのか

2020-10-29 | 自然・暮らし・天候・行事

家族間での家事分担が話題になって久しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
私は県外で独り暮らし歴がありますが、やはり、ずっと田舎で親元にいたとか、就職歴がなくすぐにご結婚されたという主婦(主夫)の方とお話をすると、すごくカルチャーショックを抱くことが多いです。さらに就職氷河期ですので、会社だとか、経済力のある配偶者に従うだとか、そういった昭和的な価値観への依存度に不信をいだいた世代ですので、上の世代の信念に対して、疑問がつきません。まあ、それはともかく。

よく男性の家事負担が話題になりますが、女性であっても、料理はいいけれど片付けは苦手という方もいますよね。私は料理は嫌いではありませんが、盛り付けが得意ではありませんし、正直、きれいな皿に配膳して食べようという気がない人間です。しかし、洗い物はしないと気が済まないタチです。出勤前に食器はきちんと洗っていきます。たぶん、水に触れる作業が好きなのかもしれない。

子どものころからお風呂掃除は私の担当。
沸かした人間が一番風呂だからです。実家は両親共働きの自営業で、父はいわゆる亭主関白ではありませんでした。私の友人で、父親がいかにも頑固な管理職サラリーマンで母親が専業主婦というご家庭は、家族仲が悪いことが多いです。封建的な父親のせいで娘が男嫌いになっていたりする。家事労働を価値のない労働と位置付けているので、会社でも雑用をやりたがらず、それを押しつけられる新人が迷惑しています。

最近の我が家では、洗濯機を私が購入したことをきっかけに、洗濯担当が私になりました。
家族に頼むと貯め洗いにされるので。で、この洗濯担当になってから、ふしぎなことが起きます。

それは、なぜか、靴下の片側のみがなくなってしまうことです。
洗う前のかごに入れたのを忘れたのか、洗濯機のなかでどこかにいったのか、干すときにどこかでとり落としたのか、よくわかりませんが。毎年、かならず数足は行方不明になります。しかも、わりあい、新しめのものが。おろしたばかりでなくすと凹みます。

ほんとうにどこを探しても見つからないので、神隠しに遭ったとしか思えません。
じつはネット検索したら、あんがい多いらしくて、笑ってしまいました。自分だけじゃなかったのねと。これを防ぐ手立ては、靴下専用の脱衣ボックスをつくるか、脱ぎ捨てるときに二枚ともくるめて置いておくか。セットがわからなくなるので、似たような靴下を1洗濯日のあいだに履かないことですね。

それにしても二枚でひとつのものなんですから、二枚貝みたく、脱いだらば勝手に出逢っていっしょになってくれる機能付きの靴下があったらば、無駄な探し物時間が減って、人類の進歩に貢献することになるはずなのですが、いかがでしょうか。

以上、モノの管理ができない者のぼやきなのでした。

(2020/10/24)




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