…やっぱり“思っているだけ”になっちゃいました orz
年初の米・イラン騒動に続いて新型コロナウィルス騒ぎで、企業・産業ウォッチどころではなくなってしまいましたからねぇ。と言い訳しておきます m(_ _)m
さて、欧米諸国ほどではないものの我が国でも大都市圏を中心に新型コロナの感染拡大が加速し、政府が史上初の緊急事態宣言を出すに到りました。
…とはいえ、その中身は、毎朝の通勤電車の混雑が“コロナ前”と比べれば大きく緩和したものの、ソレなりに乗客がいる状態が続く程度の、かなり“緩い”モノ。
自粛疲れか、公園やレジャー施設、観光地などでは散発的に混雑が発生したりもしています。
結局、当初はゴールデンウィークまでの予定であった緊急事態宣言の期間は、5月末まで延長されることとなりました。
そんな中で頼りにせざるを得ないのが、マスクです。
世界最大のマスク輸出国は言わずと知れた中国ですが、武漢を中心に新型コロナが猛威を振るう中で同国は一時(今3月頃)、マスク禁輸の動きに出ました。
その影響で、春節以降に新型コロナ感染が拡がってマスク需要が急拡大した我が国では、“マスク争奪戦”が繰り広げられることとなりました。
それから2ヶ月近くが経った直近(2020年5月初)でも、ドラッグストア店頭にマスクを見掛けることは稀ですし、ネット通販でも国産マスクは瞬殺。中国産でも国内ブランドマスクの販売サイトは、販売時にはなかなか繋がらない有様です。
ワタシもSHARPのマスク抽選販売に応募してみましたが、抽選1回目(4/27)、2回目(5/6)ともに大外れでした。当選確率1%未満の“高い壁”ですし、仕方ないですね。
一方で、中国製マスクは見向きもされない状況になりつつあります。
武漢の封鎖解除が近付くタイミングで、中国はマスク等の医療用品の禁輸を解くスタンスを明らかにしました。
日本にもそれが多く入ってくるようになり、中国にチャネルを持つ小売店では、大量に並んでいます。
しかし、中国製マスクの“質”に疑問符が付く事案が、少なからず生じてしまいました。
スペイン、トルコ、オランダ、フィンランド、オーストラリア、そして直近ではアメリカと、中国製のマスクやコロナ検査キットなどの医療用品は、世界中でその質に“不合格”の烙印を押されています。
背景には、急激な新規参入企業の増加があります。その数、この(2020年)1-2月だけで8,950とか。
当然その多くは、製造ノウハウも無けりゃあ、クリーンルームだって備えちゃいないであろうことが推測されます。
ソコから出てくる品の質については、言わずもがな、といったトコロでしょう。
併せて、日本製マスクの供給増が期待される状況です。
トヨタやパナソニック、ブリヂストンなどが自社グループ用のマスク生産開始を表明。
フェニックス電機(ヘリオステクノホールディング)やミネベアミツミなど、マスク製造・販売への異業種参入も相次いでいます。
海外生産でマスクを提供してきた大王製紙やアイリスオーヤマは、国内生産に打って出ます。
そりゃあ、名前も知らないメーカーの中国製マスクが山積みになってても、手が出しづらいというもので。
海外でも、異業種参入が増えています。
ルイ・ヴィトンやバーバリー、ラルフローレンといったアパレル業や、GMやランボルギーニなど自動車メーカーなどがマスク生産に乗り出しました。
…ランボのマスクは、ちょっと欲しいかもw
コロナ禍が続く中で、マスクなど医療用品は中国にとって重要な外貨獲得手段となっていますが…
そうした状況は、長くは続かないのではないかと思います。
世界がマスクの中国依存から脱した場合、中国マスク業界では急激な再編が進むことになるでしょう。
中国では新たな産業が起こり、それが『儲かりそうだ』となると、雨後の筍の如く多くの新規参入企業が乱立する傾向があります。
そしてその後、市場が成熟すると大資本に集約するということを繰り返しています。太陽電池やバッテリーなどが、代表的な事例です。自動車もそうなりそうな“気配”があります。
マスクなど医療用品も、その列に加わることになる可能性が高まりつつあると言えるでしょう。
ソレを繰り返している限り、国際的な“信用”を高めるコトは難しいのではないか、と思えるトコロです。
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年初の米・イラン騒動に続いて新型コロナウィルス騒ぎで、企業・産業ウォッチどころではなくなってしまいましたからねぇ。と言い訳しておきます m(_ _)m
さて、欧米諸国ほどではないものの我が国でも大都市圏を中心に新型コロナの感染拡大が加速し、政府が史上初の緊急事態宣言を出すに到りました。
…とはいえ、その中身は、毎朝の通勤電車の混雑が“コロナ前”と比べれば大きく緩和したものの、ソレなりに乗客がいる状態が続く程度の、かなり“緩い”モノ。
自粛疲れか、公園やレジャー施設、観光地などでは散発的に混雑が発生したりもしています。
結局、当初はゴールデンウィークまでの予定であった緊急事態宣言の期間は、5月末まで延長されることとなりました。
そんな中で頼りにせざるを得ないのが、マスクです。
世界最大のマスク輸出国は言わずと知れた中国ですが、武漢を中心に新型コロナが猛威を振るう中で同国は一時(今3月頃)、マスク禁輸の動きに出ました。
その影響で、春節以降に新型コロナ感染が拡がってマスク需要が急拡大した我が国では、“マスク争奪戦”が繰り広げられることとなりました。
それから2ヶ月近くが経った直近(2020年5月初)でも、ドラッグストア店頭にマスクを見掛けることは稀ですし、ネット通販でも国産マスクは瞬殺。中国産でも国内ブランドマスクの販売サイトは、販売時にはなかなか繋がらない有様です。
ワタシもSHARPのマスク抽選販売に応募してみましたが、抽選1回目(4/27)、2回目(5/6)ともに大外れでした。当選確率1%未満の“高い壁”ですし、仕方ないですね。
一方で、中国製マスクは見向きもされない状況になりつつあります。
武漢の封鎖解除が近付くタイミングで、中国はマスク等の医療用品の禁輸を解くスタンスを明らかにしました。
日本にもそれが多く入ってくるようになり、中国にチャネルを持つ小売店では、大量に並んでいます。
しかし、中国製マスクの“質”に疑問符が付く事案が、少なからず生じてしまいました。
スペイン、トルコ、オランダ、フィンランド、オーストラリア、そして直近ではアメリカと、中国製のマスクやコロナ検査キットなどの医療用品は、世界中でその質に“不合格”の烙印を押されています。
背景には、急激な新規参入企業の増加があります。その数、この(2020年)1-2月だけで8,950とか。
当然その多くは、製造ノウハウも無けりゃあ、クリーンルームだって備えちゃいないであろうことが推測されます。
ソコから出てくる品の質については、言わずもがな、といったトコロでしょう。
併せて、日本製マスクの供給増が期待される状況です。
トヨタやパナソニック、ブリヂストンなどが自社グループ用のマスク生産開始を表明。
フェニックス電機(ヘリオステクノホールディング)やミネベアミツミなど、マスク製造・販売への異業種参入も相次いでいます。
海外生産でマスクを提供してきた大王製紙やアイリスオーヤマは、国内生産に打って出ます。
そりゃあ、名前も知らないメーカーの中国製マスクが山積みになってても、手が出しづらいというもので。
海外でも、異業種参入が増えています。
ルイ・ヴィトンやバーバリー、ラルフローレンといったアパレル業や、GMやランボルギーニなど自動車メーカーなどがマスク生産に乗り出しました。
…ランボのマスクは、ちょっと欲しいかもw
コロナ禍が続く中で、マスクなど医療用品は中国にとって重要な外貨獲得手段となっていますが…
そうした状況は、長くは続かないのではないかと思います。
世界がマスクの中国依存から脱した場合、中国マスク業界では急激な再編が進むことになるでしょう。
中国では新たな産業が起こり、それが『儲かりそうだ』となると、雨後の筍の如く多くの新規参入企業が乱立する傾向があります。
そしてその後、市場が成熟すると大資本に集約するということを繰り返しています。太陽電池やバッテリーなどが、代表的な事例です。自動車もそうなりそうな“気配”があります。
マスクなど医療用品も、その列に加わることになる可能性が高まりつつあると言えるでしょう。
ソレを繰り返している限り、国際的な“信用”を高めるコトは難しいのではないか、と思えるトコロです。
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