医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

我が道を行く

2024-05-07 03:39:18 | 薬局
少しは余裕を感じることが出来たのだろうか。

今年から診療報酬改定の実施が6月からになった。
薬価の改定は従来通り4月からだ。
3月5日に告示があり、レセコンメーカーは薬価の入れ替え作業に大忙しで準備に追われたことと思う。
もちろん事前に何かしらの情報はあったのかもしれない。
同時に診療報酬改定内容も発表になっている。
調剤は比較的単純ではあるが、いろいろ解釈によって算定の可否が分かれる。
その疑義解釈の「その1」が出たのが3月28日、「その2」が4月12日、そして「その3」が4月26日となっている。
現時点では「その3」までである。
それぞれの疑義解釈は既に確認しただろうか。
厚生労働省の高学歴が書いたとは思えない疑義解釈に疑義したくなる文章表現もある。
というより、私の理解力が低いのか。

報酬改定は動画でも流れるが基本は書かれている文章からの理解になる。
動画では薬剤師の薬学知見に基づいた判断などと言うかもしれないが、安易に信じてはいけない。
人は”十人十色”である。
同じ内容を確認しても理解の仕方は人によって微妙に異なる。
厚生労働省の担当官が動画等で表現しても、支払基金の担当者は告示の文章表現で判断する。
そこに若干の齟齬が生じる可能性がある。
最後はそれぞれの地方厚生局の判断になる。

同じことは現場でも生じる。
薬剤師は何かと確認したくなるようだが、基本的には書かれている内容がすべてだ。
それをどのように理解するかは人それぞれになる。
もし個別指導などで算定要件が異なると指摘されても、書かれている内容から自分がどう判断したのかを主張する必要がある。
言われっぱなしで自分の判断を捨ててはいけない。
「この文章からは、これ以上の要件を引き出せない」「ここからそこまでを理解できるとは言えない」などの主張が大事になる。
先ずは迷った時は、勇気をもって迷わず算定をする。
疑義解釈が出たら修正をする。
大事なことは薬剤師としての薬学的知見に基づく判断じゃないだろうか。

ゴールデンウィークも終わった。
終わってしまうとあっという間で、あっけない。
5月病も発症するかもしれない。
私は出っ張ったお腹をどうしたらいいのか思い悩む。
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