医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

逃がさん!

2023-02-01 03:31:24 | 薬局
逃げる月は逃がさない計画が必要になる。

気がつくと2月に入った。
コロナのせいにしてはいけないと思いながら、何もしていないことに反省である。
このブロブもネタ切れでマンネリ化状態になってきた。

6万1千軒を超える薬局があるが、増えているのはドラッグストアの薬局がほとんどである。
街中を車で走ると、いたるところにドラッグストアの存在が確認できる。
すべてが処方箋を扱っているわけではないが、ドラッグストアの戦略方向は調剤事業にある。
処方箋自体の高収益性にも魅力があるが、処方箋を持参した患者の顧客化が大きな課題となる。
推売品は利益率の高いPB商品となる。
この固定化がさらなるEDLP(エブリデーロープライス)につながる。
さらにワンストップショッピングの利便性から、生鮮4品(青果、鮮魚、精肉、総菜)の充実が進んでいる。
先ずは近隣のドラッグストアの視察が必須である。

さて全薬局の約4割強が1人薬剤師の薬局と言われている。
これらがいかに生き残るかが大きな課題だ。
特に2024年以降の変化は今年の対応にかかっている。
何と言っても今年の各種審議内容が2030年まで継続される。
そこで今から考えて欲しいテーマが2つある。

1つは個人在宅への取り組みになる。
中小企業の最大の戦略はすき間にある。
そこで見直したいのが地域の個人宅への在宅訪問である。
施設在宅に関しては大手調剤チェーンやドラッグストアの争奪戦が始まる。
すでに施設在宅を持っているとしたら奪われない対策が大事になる。
何をするのかは…となる。
先ずは面倒な個人在宅のノウハウへの試行錯誤が大事になる。
この実績は「地域支援体制加算」にも大きく貢献する。
考えるより他の薬局の見学がおすすめだ。

もう1つは何と言っても半径10分マーケティングの見直しにある。
このブログでも何度も書いている。
日頃の忙しさに紛れて忘れてはいないだろうか。
面に広がる外来はドラッグストアに流れる傾向が強い。
実際に大病院などの処方箋はドラッグストアに流れていることが分かる。
それは処方箋単価が1万円を超えていることが示している。

小さな地域活動から地道に行動したい。
例えば、朝は薬局の周りの掃除から始める。
出会う人には必ずあいさつの声掛けをする。
地域の集まりには積極的に参加する。
処方箋を持参する患者には名前を読んで受け取る。
などなど小さなことから大きな成果を勝ち取りたいものだ。

誰も見ていないと思ったら大きな間違いだ。
どこかで必ず見ている人がいる。
少なくとも繁盛の神様はこっそり見ているものだ。

さあ、2月は逃げる前に追い越そう!
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