世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

東海大学自然史博物館 2F 氷期の世界

2023-02-06 19:16:50 | テーマパーク
自然史博物館2階。中世の海をこえて、哺乳類の時代エリアへ。

案内図を見ると、左右で真っ二つに色分けされている2Fフロアだが
その4分の3は、新生代に登場した哺乳類に関する展示となっている。

南側の廊下の端にある、むかしのゾウの仲間より始まる新生代。
ゴンフォテリウムプラティベロドンの頭骨から、マストドン
ステゴドンといった、ゾウの仲間の化石の一部も展示されている。

廊下につづく頭骨の複製標本。サハリノケトスに、ムカシクジラの仲間
原始的なイノシシの仲間となるエンテロドンも、それに続いて登場した。

更にエンボロテリウムキロテリウムエラスモテリウムといった
サイに近い生き物たちの頭骨と、それらの前に置かれた棚の中にも
ウマに進化や、ヘビの進化を見て取れる標本が一緒に置かれている。

建物の半分を過ぎた先には、人類の起源と進化を表した展示棚があり
約1,800万年前に生息していた猿人プロコンスル・アフリカヌスから、
20万年前に登場した現生人類ホモ・サピエンスまでのドクロが勢揃い。

そして『氷期の世界』と記されたアーチから、建物西側のホールへ。
広い部屋の中央に鎮座していたのは、ケナガマンモスの全身骨格標本。

例の如く、全身の標本は複製品となるが、その脇に置かれていた
マンモスの下顎骨と臼歯、および肩甲骨は、本物の化石のようだ。

また入口側の壁には、サーベルタイガーの頭骨(こちらも複製)もあるが
その側の床には、マンモスの撮影スポットを示した印も設けられていた。
ここから撮影すると、牙の先から尻尾まで全身の骨格を写す事が可能だ。

ケナガマンモスの毛や、ケサイの化石も、ホール内の壁で展示されている。

そして全身骨格が、もう2体。巨大な角をもった、オオツノジカに・・・

ヒトが絶滅させた動物として、ステラーカイギュウが、この階の最後を飾る。

46億年ある地球の歴史の中で、新生代は、およそ6,500万年。その中でも
人類の歴史が20万年だと考えると、人の進化が如何に異質か感じるだろう。

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