熟メン茶々丸の「毎日が美びっとカルチャー」

金沢アート旅


先月の連休に思い立って金沢へ車中泊アート旅をしてきました。
17日の夜に家を出て、いつもののんびり下道ドライブ。郡上八幡から福井九頭竜湖を経由して深夜に白山市の道の駅・瀬女車中泊。翌日の朝金沢市内へ向かいました。
金沢は、観光巡りにはとても良い街です。駅周辺には終日800円程度で停められる駐車場があり、駅前のターミナルから金沢市内一日フリー乗車券600円を利用します。
 

先ずは金沢21世紀美術館へ。残念ながらシンボル的存在のプールの地下入場はできませんでしたが、千葉の写実絵画専門美術館ホキ美術館名品展と漫画家・安野モヨコ展が開催されてました。
ホキ美術館は、千葉市にいつかは行ってみたいと思ってたので代表作品が観られたのはラッキーでした。安野モヨコ展も蜷川実花監督のさくらんや花とみつばち、ハッピーマニアなどの作品で知られる女性漫画家として長きにわたって活躍されているので、その原画と作品の世界が表現され撮影可の会場でとても楽しく素敵な空間でした。



 
今日は今まで行っていない金沢文化施設1DAYパスポート520円を利用して巡りことに。
先ずは仏教哲学者で知られる鈴木大拙館に。ここは金沢に行くなら必ず行きたい場所です。谷口良生のモダンな建築の中で資料と著作を眺めながら異なる庭を眺めながら水鏡の庭に佇む思索空間で知る、学ぶ、考える空間となっています。

※鈴木大拙館の思索空間から見る水鏡の庭

次に隣接する中村記念美術館に。当館は実業家で茶人でもあった中村栄俊氏の茶道具や工芸品を所蔵する美術館で現在は寄贈により金沢市の美術館となっています。付属する旧邸宅や茶室、庭など寛ぎの和の空間となっています。

※金沢市立中村記念美術館前。金沢21世紀美術館からほど近く、兼六園や文化施設が集中するエリアは文化施設巡りには最適なエリアです。
 
続いて、金沢建築館へ。城下まち金沢周遊バス、北陸鉄道バス「広小路」金沢ふらっとバス長町ルート「野町広小路」で下車すると犀川の水辺に佇むモダンな建築が見えます。
金沢建築館は、金沢ゆかりの建築家の谷口吉郎氏と長男の吉生氏の記念する施設で吉生氏設計によるもので、コンクリートの外観とは異なる木をふんだんに使った内観に。父吉郎氏が手がけた迎賓館赤坂離宮和風別館を再現した展示室を挟んだ廊下の解放的な窓の外には、氏のシンボリックな存在である水庭があり風により起こる波紋が美しいです。


※谷口吉郎・吉生記念金沢建築館外観
 
もう一日車中泊する予定でしたが、台風接近もあり最終目的で金沢市郊外の湯涌温泉にある金沢湯涌夢ニ館へ。
大正ロマンの画家・竹久夢ニが愛した、たまき、彦乃、お葉ゆかりの三人の女性とのゆかりの地金沢を舞台にした美術館で夢二の作品や資料が展示されていて夢二ファンには必見の美術館で、夢ニが生涯愛した彦乃との思い出の地をぜひ楽しんでほしいです。
 
いつもの弾丸旅ツアーでしたが、有意義な金沢旅で、また訪れてみたい場所でした。次回は、能登半島輪島まで足を延ばしてみたいと思います。


※金沢湯涌夢ニ館外観。

※旅の終わりに、夢二館隣にある白鷺の湯で日帰り入浴。大人420円で入湯できます。ただしタオル、入浴セットは持参必須です。


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