無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

梅雨の野良仕事「踏み込み温床の太陽養生処理」、晴れ間の小麦の脱穀

2021-07-08 18:50:28 | 日々の自然菜園

来週には、7/17(土)18(自然菜園入門コース(テーマ「草マルチ」)で出張です。

自然菜園入門コースは、完全オンライン対応なので、現在東京都の緊急事態宣言中でも、

リアルタイム(生中継)オンラインで菜園セミナーに参加できるように、現在、スタッフと打ち合わせを重ねております。

生中継でオンライン受講すると、自分の好きな場所から質疑応答もできるので、録画にないサービスになっております。

 

出張までには、いろいろやっておきたい野良仕事がありますが、連日の雨で、なかなか菜園はできないので、

田んぼの除草を中心に、身体と意識がクリアーに野良仕事できるように、工夫しております。

 

昨日は、天気予報に反して、急に晴れたので、ハウス内に残った最後の小麦の種子用を脱穀しました。

コムギはカビやすいので、日本の梅雨時の刈り取りは大変リスキーなので、特に種子用の場合、絶対にカビさせた良くないので、

ちょっと若刈りして雨が当たらない工夫をして晴れた日に一気に脱穀しております。

 

同じコムギ種子から栽培、脱穀した小麦(準強力粉)ですが、

左は、肥えた畑で育て、最後ハウス内で乾燥させたもの。

右は、痩せた元田んぼで育てて、屋外のはざ脚で、天日干ししたもの、

見た目だけでもグルテン濃度が左の小麦の方が圧倒的で、収量も30~40%増しといった感じです。

コムギは、栽培地と栽培方法、干し方(干すタイミング)でずいぶん量と質が変化するので、やりがいのある穀類です。

 

先日の自然果樹コースで無事、誘引も終わり、ハウス内は、小麦も片付き、後は踏み込み温床だけになりました。

ハウス内は、雨が降っていても野良仕事ができる空間なので、どうしても雨が強いとき、他にやることができない時のためにとっておいた踏み込み温床の後処理を本日行いました。

 

踏み込み温床は、手前が今年の踏み込み温床。奥が去年の踏み込み温床です。

我が家では、踏み込み温床は、2年に一度掘り起こし、冬の間はネギ類とホウレンソウを育てているので、6月上旬に夏野菜の育苗が終わると、梅雨の間に、踏み込み温床を一度耕し、発酵分解を促進させておきます。

 

ここ数年は、夏の間ハウス内が熱くなるので、温床跡地を太陽養生処理を施しております。

 

今年の温床跡地は、まだ有機物(の分解)がたくさん残っております。

1年経ったものは、ほどんど分解が終わっておりますが、まだまだ育苗土には若く、未熟有機物が多い土です。

 

そこで、納豆発酵活性液を散布してから、米ぬかを足して、平らにならしながら混ぜていきます。

整地して、鎮圧してから、余った無肥料水稲培土を敷き詰め、

トンネルに使用していたビニールを再利用して、太陽養生処理できるように、ビニールをしっかり埋め込み発酵熱とガスが逃げないように工夫します。

 

踏み込み温床を始めた頃は、理想的には、掘り起こして、屋外で再発酵させるのがベストとは知りつつも農繁期でそれができず、

夏は草ボーボーになったり、乾燥しまくったり、ビニールは硬化しても何回も使ってからゴミになっていましたが、

 

また、初秋に草ボーボーになってから、水をたっぷり上げて、米ぬかを加え切り返しを行ってきましたが、9月はまだ暑く、とても重労働でした。

 

そこで、誰でもできる簡単な方法を模索していく中で、太陽養生処理に至り、スコップで表土30㎝位は天地返しを行いますが、

梅雨の曇りで暑くない時にハウスで、中古のビニールマルチを貼っておくことで、10月のネギ内仮植、ホウレンソウ種まきまで、放置している間に、太陽養生処理で土作りが完了しているので、ラクラクです。

 

次回のオンラインセミナー「自然菜園根本講座」

7/ 17(土)13:30「ニンジンとコンパニオンプランツ」


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