タイガース非公式サイト2代目

背番号２９（その７）

みなさんこんにちは　背番号２９の最終回です

残すところあと２名となりましたよ　誰でしょね

小嶋さんが大成できずに終わった後を受けたのは外国人野手のキャンベル選手なのよ　江本さんや井川さんなど有名な投手が着けた番号も　タイミング的にたまたま後継者がいなかったのかな　ご存じの方も多いとおもうけどキャンベル選手は１年でクビになってるから汚点を残しちゃったよね

そして２０２５年現在は高橋遥人投手が着けてるよね　ということで最終回はこの２名の紹介です

エリック・キャンベル 内野手

アメリカ合衆国コネチカット州ノーウィッチの出身。２００８（平成２０）年のドラフト会議でニューヨーク・メッツから８巡目に指名されマイナー契約でプロ入り。１９１センチの大型選手で右投げ右打ち。一塁、三塁、レフトが守れるユーティリティプレイヤーだ。

メジャー初昇格は２０１４（平成２６）年なので結構時間がかかっている。この年は８５試合で２１１打席に立ち１９０打数５０安打１６打点３本塁打で打率.２６３という数字を残したが、これがＭＬＢにおけるキャンベルのピーク。

２０１５（平成２７）年は７１試合で打率.１９７、２０１６（平成２８）年は７１試合で打率.１７１と下降している。

ここまでのメジャー３年間で１９６試合４３８打数９７安打４４打点７本塁打、打率.２２１と寂しいものに過ぎない。

タイガースは今岡の移籍後サードが定着せず、２０１６年秋のドラフト会議で大山悠輔を１位で獲得するが、まだルーキーでありすぐレギュラーにできる見込みはなかったため、同年１２月２日にサードを守らせるという前提のもとキャンベルと１年契約を結ぶことになる。年俸は７０００万円。


　キャンベルのメジャーでの数字を見ても明らかなように、主力として大きな期待を持っていたわけではなく、大山が一軍に定着できるまでの「つなぎ」の意味が強かったと考えていいだろう。

吉田義男氏は「守備は使える」と評価したようだが、打撃に関しては「２割８分くらいは打てる」という声もある一方で「２割４分程度で終わる」というように意見が真っ二つに分かれた。

キャンベルは春季キャンプ終盤の２月２７日、左手首腱鞘炎を発症して二軍調整となり、回復にも時間がかかってしまう。実戦に復帰したのは４月１２日で、ウェスタンのソフトバンク戦だった。

一軍に上がったのは４月２５日のＤｅＮＡ戦から。ベテランの鳥谷敬が打撃好調でサードのポジションを抑えていたためほとんど代打出場に終始する。

ところが５月２４日の巨人戦で鳥谷が顔面への死球によって鼻骨を骨折したことで、５月２５日からスタメン・ファーストの機会が回ってきた。キャンベルはこの試合の１回に来日第１号２ラン、２打席目もタイムリーを放つ３打点の活躍でチームを勝利に導いたが、その喜びは長続きしなかった。

　この日を最後に翌日から２５打席連続無安打が続くなど全く打てなくなり、６月７日に一軍登録を抹消される。慌てたタイガースはジェイソン・ロジャースを緊急入団させるなど混乱が続いた。ファーム行きとなったキャンベルは二度と一軍へ上がることはなかった。

９月２８日、甲子園でのウェスタン最終戦。キャンベルは掛布二軍監督の最後の采配となったこの試合にスタメン出場した後、その日のうちに帰国していった。

結局最終成績は２１試合４７打数９安打５打点１本塁打、打率.１９１に終わり、１２月２日に自由契約公示されることで、わずか１年での退団となった。

高橋 遥人 　投手

静岡県静岡市葵区出身。常葉学園橘高校では１年生から頭角を現し、２年時の夏の選手権で甲子園出場を果たしている。

　３年時は甲子園出場を逃したこともあってか、プロ志望届を出したもののドラフト会議で指名する球団はなく、亜細亜大学へ進学することになる。大学通算では３１試合で５勝７敗、防御率３.５７と平凡な数字だったが、１８１センチ７８キロという均整の取れたサウスポーとして将来性を買われ、２０１７（平成２９）年秋のドラフト会議でタイガースから２位指名されてプロ入りする。

吉野誠スカウトと２ショット

ルーキーイヤーの２０１８（平成３０）年は開幕から１軍に帯同し、４月１１日の広島戦で先発するとプロ初勝利を挙げる。しかし６月から肩の状態が悪くなりシーズンを通じては６試合２勝３敗で防御率３.６３に合わっている。

２０１９（令和元）年は１９試合（先発１９）とローテーション投手として我慢強く起用され、数字は３勝９敗だが防御率は３.７８を記録したように内容は好かった。なんといっても１０９回２/３を投げて１２５三振を奪う快投が将来を期待させた。先発投手としてこれだけの率で三振を獲れる投手はざらにはいない。

２０２１年９月２５日巨人戦で６者連続三振

ところが２０２０（令和２）年が５勝、２０２１（令和３）年も４勝に終わっており、肘の状態が悪く２０２１年オフに左肘のクリーニング手術を受けている。
　しかしその後も状態は良くならなかったため、２０２２（令和４）年４月にはトミー・ジョン手術を受け１年間投げることができなかった。

２０２３（令和６）年は左肩に変調を来たし、ノースロー調整を続けたが改善が見られず、６月に「左尺骨短縮術」及び「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受けたことで２シーズン続けて一軍登板なしに終わり、１１月には支配下選手から外されて育成契約（背番号１２９）になってしまう。

復活をかけた２０２４（令和６）年、球速が１５０キロ近くに戻ってきたことから７月２０日に支配下契約されて背番号も「２９」に戻り、８月１１日に１００９日ぶりの一軍先発を果たす。この試合で５回無失点の投球を見せ１０２５日ぶりの勝利を飾ると、５試合４勝１敗、防御率１.５２と復活へのめどが立つ内容でシーズンを終える。２９回２/３で２８奪三振と、球威も戻ってきた。

まとめ​

これで背番号「２９」は終わりました　

キャンベル選手はあまり期待されてなかったけど実際に役に立たなかったね　鳥谷さんがケガをしたことでチャンスが来たけど　打てないうちに大山さんにレギュラー出場のめどが立ってきたのでそのまま戦力外みたいになっちゃいました

高橋遥人投手はとにかく三振を取ることで気持ちをスカッとさせてくれる投球が魅力だったのにケガに泣かされ続けてるよね　２０２４年の復活後の状態が気になるところだけど　２０２５年の春季キャンプはじっくり順調に調整が進んだようで一安心しました　今季はまた奪三振ショーを見せてほしいよね

では次回から背番号３０番台に移りますよ　まず最初の「３０」だけどご存じの方も多いかな？最初のころは監督が着ける番号だったのよね　球団創設から６人連続で監督さんが着けました　ご期待ください！

背番号３０に続く​​