kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少しの変化

2022-01-20 | 陸上競技

なかなか練習についての更新ができませんでした。個人的に思うこともあって。部活に対してではないですが。そういう年齢だと思っていただければとは思います。

 

月曜日の放課後は1時間程度補習をすることに。授業中にテストを行って採点、その結果に合わせての補習です。3級程度なのできちんと勉強をすれば合格圏内に届きます。できる生徒にとってはかなりしんどい時間になると思います。時間を持て余すことになるので。逆に得点が取れない生徒は「課題」そのものをやらない。家で勉強をしないのだから得点も上がってきません。理不尽というかなんというか。

 

学生時代、練習で「サーキット」をやることがありました。とにかくきちんと負荷をかけたいと思って運動は最大負荷、移動時間はできるだけ早くジョグで移動する。休憩しないで負荷をかける。これは私にとっては当然でした。が、中にはのんびりやる選手もいました。だから待ち時間がかなり生まれる。当時まだ若かったで「なんでこの人たちに合わせて待たないといけないのか」という憤りがありました。目的意識が違うのであればわざわざ待つ必要があるのか。

 

今回のことはまた話が違うのかもしれませんが、「勉強しない生徒に合わせる」ことがどれだけの意味があるのか。教育活動ですからそれは必要なのかもしれません。授業の一環で検定に向けての学習をする部分もあります。これが普通校ならまた違ってくるのかもしれないなと。専門学科を有する高校では一般的に「検定のための補習」を行います。「勉強時間の確保」のためといってもいいと思います。これは本当に意味があるのか。やる気になれば自分で勉強することができます。それをやらないのに「補習」で勉強を教えるのか。その時間だけやってできるようになるのか。正直、3級の内容ですから間違いなくできます。

 

初任校、検定の前日までに2級の得点が40点台。前日にかなり遅くまで付きっ切りで勉強しました。この子は部活の生徒だったので練習後にかなりやりました。結果、翌日の検定は95点くらいで合格。70点で合格ですからかなりの余裕があると思います。が、この子が卒業するときに「簿記って結局何だったんですか?」と言っていました(笑)。もうこうなると「検定を取るだけ」になっているというのが明らかです。コツコツ努力することを身に付けるとか、目標に向かって計画的に取り組むとかの「目には見えない力」を養えればとは思っています。今の現状を考えると「時代に合っていない」のかもしれないですね。「勉強しないから残してやる」というのは本末転倒というか。「やらないならそれでいい」という社会の仕組みがあります。それにより最終的に損をするのは自分自身。格差社会とも言われますが、「学校」という守られた世界の中で許されることであっても外に出ると許されない。その時に気づくのかもしれませんが。

 

話がそれまくり(笑)。練習。1時間程度遅れての参加となりました。私が練習にたどり着いた時には専門練習の時間になっていました。この日はハードルということだったので5歩ハードルと歩数の切り替えの部分の練習。練習を続けているのでそれなりにハードリングはうまくなっています。一人は故障のためハードル練習できず。これはもう仕方ないかなと。前日にkd先生にお願いして治療をしてもらいましたが走るまでにはたどり着かなかった様子。他の選手は5歩ハードルを繰り返して最後に歩数の切り替えの部分も。

 

1月になったらより専門的な練習をしようと考えていました。ヨンパのための練習。その中で必要な要素は「歩数の切り替え」です。ほとんどの選手がレースの途中で歩数の切り替えを要します。レースの大きな部分を占めるのですがそこに対しての練習というのはほとんど行われません。ぶっつけ本番みたいな。「合わなくなったら切り替える」というのもありますが、高校生でそれほど器用な選手はいません。基本はレースパターンを事前に決めておいてそこの局面で切り替えていく。練習では5歩から6歩に切り替えることでストライドの調整をすることができます。大切。

 

1時間程度の専門練習だったので最後の20分くらいは切り替えの部分をやりました。ヨンパの切り替えの練習をするためにはある程度のスピードである程度の距離を走らないといけません。実際の35mでやると数本やって終わってしまいます。そこに対応するための練習計画を立てています。距離設定が必要になってくるというのはこういう部分です。まだまだですが時間をかけて準備をしていきたいなと思っています。それでもハードリング自体はそれなりに上手くなりました。走るのが遅いとそれが生かされないのでまずは走れないとだめなのですが。

 

この辺りのバランスを考えながらやっていきたいと思っています。タイトルに「少しの変化」と書いているのに内容が全くそこに触れていない(笑)。先週顧問が全員で言い続けた影響もあって声がある程度出るようになりました。まだまだですが、兆しが出ています。変わるときには一気に変わりたい。それができるかどうか。声が出るだけで雰囲気も変わっていきます。自分自身がど個を目指すのか。行動で示してくれるといいなと思います。変化あり。

 

また書きます。

 


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