カテゴリ:霊魂論
「神秘学概論」概説
6 人間の本質1~10 2:エーテル体-2 エーテル体の特徴 ② 新しい力というのは記憶 人間の発育段階で6歳~7歳ごろになると文字を覚えたり、九九を覚えたりすることができるような準備が成されます。仮に、このようなことが6~7歳以前に行われると子どもから体を作るためのエーテル体を奪ってしまうことになります。早期教育の弊害といわれる現象です。但し、例外があることも事実として認識すべきでしょう。 シュタイナーは、過去の記憶を人間のエーテル体の中に持っているだけではなく地球そのものもエーテル体を持っていると明かしています。地球には植物、動物、人間生命だけでなく地球を取り巻いている何らかのものがあるのです。それをエーテル界と呼び、それは地球を取り巻いている大気を表象させます。アカシックレコード(Akashic Records )は、宇宙や人類の過去から未来までの歴史全てがデータバンク的に記されているという一種の記録をさす概念通り、地球のエーテル体は地球で起こったそれまでの事を記録しており、こういったことを観想・観相することができ得る人間はこの記録を読むことができ得ます。そのような能力を持つ人間はごく僅かですがシュタイナーはそういう力を持つ一人でした。そして様々なことを私たちに教唆します。 ③ エーテル体は習慣とも関係しています。 たとえば、人間の幼児は歩くことが最初は簡単ではありません。何度も転び失敗を繰り返して歩けるようになります。やがて歩くことは習慣となり今の私たちにとって歩くことは難しくなくなります。頭で考えるのではなく筋肉或いは延髄がどうやって歩くのかを記憶しているのです。小さいころ自転車に乗れた経験は、しばらく自転車に乗らなくても乗り方を忘れていません。これも同じ原理です。 ④ エーテル体は気質にも関係しています。 気質とは生まれつき備わったもので、次の4つに分類できます。様々な特徴がありますが、大まかに分類すると、1 胆汁質:リーダー的。強引なところがある。2 多血質:社交的。色々なことに気が散りやすい。3 憂鬱質:こまかな気配りができる。最後までやりぬく。神経質。4 粘液質:静かで穏やか。忍耐力がある。食べることが好き。動作がゆっくりしている。 我々人間は大凡二つや三つの気質を併せ持っていますが、一般的にはその中の一つが優勢を占めます。私たちのエーテル体の中に気質は住みついています。気質は目には見えないけれど物質体に働きかけた結果として見えるようになります。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年11月30日 06時10分07秒
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