【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

=今日(狂)の足跡= 歴史の狂言 / 05月01日【水曜日】の記録

2024-05-01 05:10:09 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆ 郵便物を贈る際に貼る収入印紙をイギリスが時の女王をモチーフにして発行し、利用者にご理解とご協力を強制お願いさせる (1840年) 。

◆ アメリカ合衆国はシカゴの労働者の不満が爆発し、ストライキに (1890年) 。 これが今に続く労働者の祭典・メーデーの起源だったりするが、時には当局によって中止に追い込まれたり血を流すほどの事態になったり(1952年=血のメーデー事件=)もした。

◆ 2019年のこの日から令和である。あくまで「令和」であって、平成の失われた30年を取り戻してゼロ=「零和」にした訳ではない。

◎ ◎  本日の付録【BLOG】    ◎ ◎

太古の中央アジアで生まれたゾロアスター教は今、信者の数を著しく減らしている。新たな価値観の下、再興を試みる人々の現状を追った。  

2023年12月のある朝早く、インド西部の海に面した小都市ウドバダで、アーリア・ブームラは宿泊所の硬いベッドから起き上がった。  服を着て、歯ブラシを手にし、欠けた2本の前歯の周りを念入りに磨きながら、何カ月もかけて暗記した祈りの文句を頭の中でおさらいする。7歳のアーリアは2人きょうだいの長女。彼女はこの日、家族が信仰する世界屈指の長い歴史をもつ宗教の一つに正式に入信することになっていた。  日が昇り、熱い日差しが照りつけるなか、アーリアは家族や友人たちと未舗装の道を歩いて、高い壁で囲まれ、石と木材でできた白い大きな神殿の建物群、イランシャー・アタシュ・バフラムに向かった。翼の生えた巨大な雄牛の人面像が両側に一体ずつ置かれた入り口に立つと、教えに従って十分に身を清めた者でなければ境内には入れないと、係員に促された。ここはインドで最も神聖な場所の一つなのだ。  言い伝えによると、その昔、ゾロアスター教徒だったアーリアの先祖たちが暮らしていた土地に、イスラム教徒であるアラブの軍勢が攻め入ったという。先祖たちはアラブの支配者の宗教的な迫害から逃れるため、1300年前にインド西部グジャラート州の沿岸部に移り住み、アラビア海に臨むこの地でゾロアスター教の教義と儀式をよみがえらせた。  鍛冶をするときに出る火花や稲妻など、16種の火元から集められた火を守ることもその一つだ。以後、その火は「モウベド」と呼ばれる白装束の神官たちの手で手厚く守られてきた。 

   境内に入ると、アーリアは聖水で身を清め、浄化された雄牛の尿を3回すすり、真新しい白い服を着て、銀のつぼの中で燃えさかる火の周りに集まったモウベドたちに加わった。祈りの言葉が空へと立ち昇る。「私は創造者アフラ・マズダーをあがめ、預言者ザラスシュトラの教えに従います」。3500年前まで日常語として使われていた言葉でモウベドたちが唱えると、アーリアもそれを復唱した。  ゾロアスター教が最初に現われ、広まった地域の片隅には、アーリアとその家族をはじめ、今も細々と信仰を守り続けている正統派の信者たちがいる。だが、その数は減少の一途をたどっている。かつてのペルシャ帝国とその周辺、つまり今のイランとインド、パキスタンに、10万人足らずの信者が残っているだけだ。  しかし過去100年ほどの間に、この宗教は発祥の地から遠く離れた米国ロサンゼルスやメキシコの首都メキシコシティ、スウェーデンの首都ストックホルムなどに広まった。そこでは、はるか昔に現れた預言者ザラスシュトラの教えに従うのなら誰でも信者と認めるという、新しい進歩的なコミュニティーが生まれている。

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