総天然色・魔人スドォの円盤-3D

BDソフトを中心に画像・イラストを交えて、
映画をオモシロ可笑しく雑談するブログです♪
【3DBDソフト推進ブログ】

『ザ・ウォーク』3D映像評価

2022-06-26 | 3DBDソフト評価
『ザ・ウォーク』3D映像評価
 
私の中では、3D専用映画が3本存在する。
(【補足】「3D専用映画」...2DBlu-rayの発売をなしにして、3D盤だけ発売しろっ!という意味です~(^_^;))
それは、『アバター』『ゼロ・グラビティ』...そしてこの『ザ・ウォーク』なのです。
 
 
 
 
 
3D映像は...
画面はシネスコサイズ。視差は強め、奥行き深い、飛び出し要素あり。映像はやや高画質な部類です。
綱渡りの話がそんなに面白いのか?実話と言うこともあるのですが...それは、直ぐに面白いんだと気付かされる。 
「なぜ危険な綱渡りに挑むのか?」及び、技術の習得などに費やされた前半の話に惹き込まれ、
あとは『ミッション・インポッシブル』のような、WTC(ワールドトレードセンター)“綱渡り大作戦” の展開に心躍らせられる。
このドラマによる感情移入 + 3D映像の高低差の演出により、テーマパークとは一味も二味も違う「恐怖の綱渡り」アトラクションを体感できる。
 
 
 
3D映像の最大の見せ場は、当然ながら「クライマックスのWTC綱渡り大作戦!!」
本編時間2時間3分の中、実際にWTC(ワールドトレードセンター)の綱渡りがされるのは実に19分間。
これは3D映像の見せ場の時間として、長いのか?短いのか?
お答えしよう!この張りつめた緊張感の中、19分という時間は良い意味で実に長い。
地上411メートルの高層ビルの屋上から、ビルとビルを繋ぐ軋むワイヤーに足をかけ、一歩一歩慎重に足を歩み出す。
下を見下ろせば、目が眩むような高さの3D映像。高所恐怖症の人は視聴厳禁の禁断の3D映像になっているのです...ぶるぶる~。
この見せ場は、「高さの恐怖」だけの3D演出に終わっていない。
これは、1974年にWTCで綱渡りしてニューヨークの市民を驚かせた、フランスの綱渡りの大道芸人フィリップ・プティのノンフィクション(実話)映画。
『カイジ』ではないので「ざわざわ」言わない。命ををかけた熟練の綱渡り師によるゾーン(超集中状態)の「偉業」を体感できるのです。
集中力が高まり、周りの景色や音などが意識の外に排除され、感覚が研ぎ澄まされ、活動に没頭できる特殊な意識状態に持っていく様は、まさに神の領域。
空気が変わり時間が止まったような感覚、そして全ての物・空間が体全体で感知できる超感覚状態を体験できる3D映像になっているのです。
 
 
 
なぜ故に、この素晴らしい3D作品がS級に入らないのか?こちらもお答えしよう!
全編通して、一応3Dの見どころを用意をしておりますが、
やっぱり~メインが「綱渡り」だけの3D映像では物足りなくない?...ということなのです。えっ、評価厳し過ぎぃ~?
(でも、もう殆どS級の3D映像になっていますよネ~?(^_^;))
 
 
 
この作品のレビューを見てみると、「お騒せ者」「迷惑行為」「もはや、テロ行為」などの批判的な感想を目に致しますが、
それは貴方がたが、ただこの作品を映画として見ただけに他ならない。
本当にこの行動を実際に目にしたのならば?この有り得ない「偉業」と遭遇したのならば?
あまりにもの凄さに心奪われ、尊敬の念を抱くでありましょう。
2D「見るだけ」と3D「体感」の違いで作品の評価が違って来る...これこそ まさに、3D映像マジックなのです。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 現在、私が所持している3D... | トップ | 『ゼロ・グラビティ』3D映... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kae-hime)
2022-07-02 11:32:05
私もスドゥさんの仰るとおりだと思っています。

当然脚色されていますが、実話を基に、本来は地上からの目線でしか見られない景色を、当人の目線から、心情、情景を交え、風さえも感じられる作品に仕上がっていると思います。

私は、大好きな作品です!
>kae-himeさん (魔人スドォ)
2022-07-02 20:53:23
kae-himeさん、お久しぶりです。
【3DBDソフト評価】の記事って、製作に時間が掛かる割にはコメントが少なくて、
コメントを頂けると嬉しいで御座います♪

>本来は地上からの目線でしか見られない景色を、当人の目線から
 「当人の目線」...まさしく!ですよネ~。
あの目線は常人の我々には決して味わうことのできない世界なんですよ~。
それを3D映像の疑似体感できるという、とても貴重なことだと思います。

>、心情、情景を交え、風さえも感じられる作品に仕上がっていると思います。
 妻夫木【ジャンボ宝くじ」CMにて、吉岡里帆が宝くじが当たる想像で「ゾーンに入った!」というのがあるのですが、
(【ゾーンとは?】集中力が非常に高まり、周りの景色や音などが意識の外に排除され、自分の感覚だけが研ぎ澄まされ、活動に没頭できる特殊な意識状態を指す。)
なぜか、この『ザ・ウォーク』を思い出し、この記事を改めて書いた次第です。 ←(笑)?

この作品が凄いところは、この「ゾーン」の演出なんですよネ~。
全身の神経が研ぎ澄まされ、周りの空気も感じる3D映像が凄いんですよ~♪

>私は、大好きな作品です!
 そうでした!前に、kae-himeさんも記事で書いていらっしゃいましたよネ~♪
こういう作品は貴重な存在だと思います。
Unknown (がんがん)
2022-07-16 15:50:15
お久しぶりです、ザウォーク記事を見てそういや見てなかったなと視聴しました。
途中ハプニング続きから一転、
ラストの静の3D表現が美しいですね。
>がんがんさん (魔人スドォ)
2022-07-17 01:06:18
がんがんさん、お久しぶりです。

>ザウォーク記事を見てそういや見てなかったなと視聴しました。
 いや~私の記事を読ん頂いて、見ていなかった3Dタイトルを視聴なさったとは、
とても光栄なことでありますよ~♪

>途中ハプニング続きから一転、
>ラストの静の3D表現が美しいですね。
 「静の3D」を存分に堪能できる、質の高い3D映像でありましたネ~。
3D映画好きで、まだ観ていない人は是非とも視聴して頂きたい作品で御座います。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

3DBDソフト評価」カテゴリの最新記事