両陛下、学士院賞授賞式ご臨席 「叡智結集」願われる

2021年06月21日 22時48分23秒 | Weblog

日本学士院賞の授賞式に出席し、受賞者の石井志保子東京大名誉教授(手前左)に拍手を送られる天皇、皇后両陛下=21日午前、東京・上野の日本学士院会館(代表撮影)

日本学士院賞の授賞式に出席し、受賞者の石井志保子東京大名誉教授(手前左)に拍手を送られる天皇、皇后両陛下=21日午前、東京・上野の日本学士院会館(代表撮影)

天皇、皇后両陛下は21日、東京・上野の日本学士院会館を訪れ、優れた業績を挙げた研究者に贈られる日本学士院賞の第110回および第111回授賞式に臨席された。授賞式は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大で延期され、2回合わせての実施となった。

式典には、生殖細胞が発生する仕組みを解明した斎藤通紀・京都大高等研究院教授(51)、国内の朝鮮歴史書を研究した藤本幸夫・富山大名誉教授(80)、数学の石井志保子・東大名誉教授(70)をはじめ、昨年度と今年度の受賞者20人が出席。

天皇陛下はお言葉でコロナ禍に触れ、「学問諸分野の叡智(えいち)を結集し、世界の人々が互いに力を合わせることにより、この困難な状況を乗り越え、希望に満ちた未来を築いていくことを期待します」と述べられた。

式典後には、両陛下が受賞者から研究成果の説明を受ける場も設けられ、お二方は熱心にご質問。陛下は受賞者それぞれに「お体にお気をつけて」などと声をかけ、ねぎらわれた。

例年、受賞者を皇居・宮殿に招いて行われる茶会は、感染拡大防止のため見送られた。

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