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トロピカル~ジュ!プリキュア 第17話感想

2021年06月22日 | トロピカル~ジュ!プリキュア
 今話の名セリフ:「私の願いは、私が叶える!」(ローラ)

 「トロピカル~ジュ!プリキュア」第17話「人魚の奇跡! 変身! キュアラメール!」の感想です。


~ Aパート ~
 前話の続きです。
「フッフッフ・・・。人魚よ、人間になりたいんだろう? 私に協力すれば、その願いは叶う・・・。」
    
「難しい事は何もない。やる気パワーを奪う邪魔さえしなければいい・・・。」
    
「口枷を外しておやり。」
「御意。」
   
「誰があなたに協力なんか!」
「どうして? 願いが叶うというのに・・・。」
   
   
「人間からやる気パワーを奪って、何をしようっていうの!」
「フッ。やる気のない人間達でいっぱいの後回しの世界を作るのだ・・・。」
    
「何それ・・・。そんな世界、誰も望んでないわ!」
   
「大丈夫。今決めなくてもいい。決めるのは後回しで大丈夫。ゆっくり考えるがいい・・・。」
   
    
   
「やれやれ・・・。」
   
 ローラは、なんつー表情してるんだよ。緊張感が離れていって困るんだぜ(笑)。でも、こういうの、今作らしくで好きですけどね。

 その後、あとまわしの魔女は、ローラを捕まえる前に奪ったやる気パワーをバトラーから受け取り、例の器に入れました。
 この器がやる気パワーで満たされると、「愚者の棺」の力が解放されるとか。そうすれば、魔女の望む世界が作れるようです。

 同じ頃、チョンギーレとヌメリーは、やる気パワーを集めに館を出ていました。少しして、豪華客船を目にし、ゼンゼンヤラネーダを生み出します。
    
 ローラを探しているプリキュア達は、この客船を訪れました。そして、ヌメリーから、ローラは、あとまわしの魔女の館にいる事を聞きます。
 その後、サマーはローラを探す事にし、他の3人はゼンゼンヤラネーダと戦う事に。しかし、サマーの行く先にチョンギーレが立ちふさがります。
「そこをどいて!」
「ったく、かったりーヤツだな・・・。人魚のために何でそんなに必死になれんだ?」
「決まってる! 友達だから!」
    
「そう思ってるのは、お前だけかもしれないぜ? 魔女様はアイツに、人間になるのと引き換えに仲間になれって、取り引きを持ち掛けたそうだ。お前、裏切られるかもよ?」
    
「そんな事ない! ローラは絶対、そんな誘いには乗らない!」
   

 一方、ローラは、館の地下深くに落とされ、その先の部屋に閉じ込められていました。
    
「まなつ・・・。さんご・・・。みのり・・・。あすか・・・。」
    
    
「何とか脱出して、アクアポットを取り戻さないと・・・。」
   
 その直後、何かが聞こえてきました。辺りを見回すと・・・、
    
   
 くるるんがいました。ローラは、くるるんと再会できた事に喜びます。
   
 部屋を見上げると、小さな通路が。ローラはくるるんに、この部屋の鍵を取ってきてほしいと頼みます。

 通路を進んで辿り着いた部屋では、エルダが1人でおままごとをしながら留守番していました。よく見てみると、鍵もあります。
 くるるんは、エルダに見つからないように部屋に入りましたが、腹の虫が鳴ってしまいます。
   
    
   
 タンスの中に隠れようにも隠しきれず、エルダに見つかって、地下室に逆戻り。
 その地下室を見てみると、ローラの姿は見えず、エルダは焦って、地下室に入りました。ですが、実際は、エルダからは死角になっている出入口の上で待機していました。
   
 そして、エルダを気絶させ、地下室を抜け出す事ができました。くるるんの拘束も外します。
 その後、くるるんに先に館を出るよう指示し、ローラはアクアポットを取り返しに向かいます。

 少しして、ローラは、再び魔女の部屋に。幸い、魔女は寝ていました。
 取り返すなら今がチャンス。と、思われましたが・・・、
「何をしている・・・。」
    
   
「離して!」
「なぜ私に逆らう? 人間にしてやろうというのに・・・。お前は人間になりたくないのか?」
    
「人間にはなりたい・・・。でも、あなたの力は借りない!」
    
「私の願いは、私が叶える!」
   
    
    

 その頃、ゼンゼンヤラネーダと戦っているコーラル達3人は、ローラがやる気を取り返した後にゼンゼンヤラネーダを倒さないといけないために、長期戦となり、次第に追い詰められていました。チョンギーレと戦っているサマーも、ローラの捜索に移れません。
 ローラは館から脱出できましたが、バトラーが行く手を阻みます。
    
    
    
    
    


~ Bパート ~
    
「あれ? さっきまで魔女の屋敷にいたはずなのに・・・。」
   
「ローラ! どうかしたの?」
「ううん、何でもない・・・。」
    
「ねえ、ローラ。次の部活は何をやる?」
「合唱コンクールで優勝するってのはどうだ?」
「それならローラも一緒に舞台に立てる。入れ替わったりしなくてもね。」
    
   
「そっか・・・。さっきまでの事は、みんな夢だったんだ・・・。良かった・・・。」
   
「いいわよ。歌なら、私がみんなに教えてあげる! ただし、私の特訓は厳しいから、みんな、ついてこられるかしら?」
   
「おお、ローラがやる気に!」
「もちろん、ついていくよ!」
「ローラの特訓なら耐えられる。」
   
「それじゃ、みんなでトロピカって特訓しよう!」
『おー!』
   
    
   

    
   
「くるるん・・・。」
「気付いたようですね。」
   
「女王様・・・。」
「くるるんが、あなたを助けてくれたのです。」
    
「ありがとう、くるるん・・・。」
   
「ローラ、ご苦労様。今までよく頑張りましたね・・・。」
「女王様・・・。」
   
「ねえ。女王様は、私に何をさせたかったの? 私、女王様の言う通り、プリキュアを見つけた・・・。次は、どうすればいい・・・?」
   
「あなたは、どうしたいのです?」
「私は・・・。」
    
    
「あなたは私の言いつけ通り、人間の世界に行って、プリキュアを見つけました。自分ができる事を精一杯やりました。だから・・・、だからもう、人間の世界に戻らなくても構いませんよ。女王候補として、立派に役目を果たしたのですから。」
    
「良かった・・・。ありがとう、女王様・・・。」
   
「だけどね、私・・・。あの子達、私がいないと駄目だから。だから、私は戻る・・・。」
   
「だったら、これを持っていきなさい。」
「これは?」
    
「その時が来れば分かります。」
「その時・・・。」
    
「女王様、私、まなつともっと一緒に遊びたい・・・。」
    
「さんごとコスメの話もしたい・・・。」
    
「みのりと人魚の物語の事も話したい・・・。」
    
「あすかと一緒にゲームもしたい・・・。」
    
「みんなと一緒に、部活もしたい・・・。」
    
「もっとずっと、まなつ達と、みんなと一緒にいたい・・・。それが私の、今一番したい事!」
    
「その思いがあれば大丈夫・・・。お友達が待っていますよ。」
    
「はい! 女王様!」
   

 同じ頃、コーラル達3人は、ゼンゼンヤラネーダに苦戦し、とうとう変身が解除されてしまいました。そして、やる気パワーを吸い取られてしまいます。
 ローラは、まなつ達の元に向かっていました。
「早く戻らないと、きっとまなつ達が心配してる! 戻ったら、前よりももっともっとまなつ達と仲良く部活して、毎日目一杯トロピカって・・・。」
   
    
    
    
    
「そろそろお終いにしようか。」
   
    
   
「サマー!」
    
「なんて酷い事・・・。しっかりしなさいよ、サマー!」
「ローラ・・・。無事だったんだね・・・。良かった・・・。」
    
    
「まなつ! まなつ!」
   
「おっと、人魚が何でここに? 魔女様の屋敷を抜け出してきたのか?」
    
   
「フン。ほっときゃいいのに、無駄に頑張るから、そんな事になるんだよ。他のヤツらも無駄にやる気出してたみたいだから、結局全滅だ。」
   
    
   
「ったく、かったりーぜ・・・。」
   
「許さない・・・。」
    
    
「みんなを、こんな目に遭わせて、絶対に許さない!」
   
    
   

「プリキュア! トロピカルチェンジ!」
    
    
「レッツメイク!」
   
「キャッチ!」
    
「フェイス!」
    
    
「ネイル!」
    
    
「ドレス!」
    
    
「ゆらめくオーシャン! キュアラメール!」
    

 その後、ローラはチョンギーレを力強く蹴り飛ばし、船の甲板に。すぐに、ゼンゼンヤラネーダからやる気を取り返し、皆に戻しました。
 ローラがプリキュアになったのを見て、まなつ達も元気になりました。そして、再びプリキュアに変身します。

 浮き輪型のゼンゼンヤラネーダはローラが、もう1体は他の4人で対処する事になり、どちらもゼンゼンヤラネーダを追い詰めました。
 まずは、サマー達4人がミックストロピカルで1体を退治。そして・・・、
    
   
「プリキュア! くるくるラメールストリーム!」
    
    
「ビクトリー!」
    

 ゼンゼンヤラネーダをやっつけ、変身を解くと・・・、
   
   
「私、人間になれた・・・!」
『うん!』
   
   
    
「やったー!」
   

 それから後日、ローラは、あおぞら中学に入学が決まり、まなつ達と一緒に過ごす事になりました。
「これからは毎日、学校も部活も全部一緒だね! クーッ、トロピカってきた!」
    
    

 今回は、これで終了です。


 エンディングが変わりました。
 タイトルは「あこがれ Go My Way!!」。歌い手は、前作「ヒーリングっど」のオープニングを担当していた北川理恵さんと、前のエンディングを担当していた吉武千楓さん。プリキュア歌手2人がオープニングやエンディングを担当するのは、たぶん初めてですかね。
 CGダンスは今回もあります。振付担当は、前のエンディングと同じく、CRE8BOY。

 トロピカル部の部室をはじめとした校内の様々な場所や、あおぞら水族館のプール、プリティホリックなど、まなつ達の身近な場所でのダンスシーンが多いのが良いですね。特に、後半は、ライブを見ているような感覚になります。
 歌詞については、「”スキ”に正直でなくちゃ」というのが最も印象に残りました。これが、ローラがプリキュアになる決め手になった訳ですし。
 ローラがプリキュアになった事で、人魚姿が出てこなくなったのは残念ですが、楽しい曲調は変わらずですので、本編が不穏な展開で終わろうと、エンディングを聞いて、感想を書くテンションを上げていきたいですね。


次回:「歩くよ! 泳ぐよ! ローラの初登校!
 人間の姿になったローラは、あおぞら中学に通い始めました。
 しかし、慣れない人間の学校に戸惑うばかり。そんな中、水泳部の選手選考会に誘われ、活躍するチャンスになると大喜びで参加しますが・・・。


 放送終了直前の提供画像も変わりました。
   


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 あとまわしの魔女の屋敷を懸命に脱出したものの途中で気を失ったローラは、グランオーシャンで目を覚まし、人魚の女王にまなつ達ともっと一緒にいたい気持ちを告げ、まなつ達が傷付けられて許せない思いから「キュアラメール」に変身して、ゼンゼンヤラネーダをやっつけ、また、人間の姿にもなれました。

 という事で、ついに、ローラがプリキュアに変身しました。変身するまでの過程、変身シーン、技バンクのどれもが見応えがあって、ローラがプリキュアになるのを待ち望んでいた甲斐があります。
 ローラがプリキュアになったのは、17話目。夏期の追加プリキュアがこの話数で登場するのは異例の早さではありますが、3作前の「HUGっと」、前々作「トゥインクル」と同じ、6月後半の登場であり、登場時期を例年通りに合わせてきたように思いますね。
 となると、やはり、今作の放映最終月を来年1月にするのでしょうか? 前作と同じくらいの話数に合わせて、1月終了、2月から次回作開始という本来の形に戻すのであれば、短縮できる話は短縮する必要があり、それを、最初のパワーアップイベント前と、今回の追加プリキュア登場前に当てたんじゃないかと思います。
 考えてみれば、ローラは毎回登場しているキャラで、画面に映っている時間も長いです。それだけに、この時点でも、だいぶキャラの掘り下げがなされている訳であり、「この子がプリキュアになるのでは?」という匂わせを長くさせ過ぎると、視聴者が見飽きてしまうおそれがあるでしょう。
 なので、早めにプリキュアにさせるのが適しており、追加プリキュア登場前の何話かは、短縮できる箇所としては、うってつけだったように思いますね。

 ローラの変身シーンのチャームポイントはネイル。前話では4人と一緒にネイルを楽しんでいれば、そうもなりますよね。
 それに、今話でも、地下室に閉じ込められても気持ちは折れなかった要素になり、ネイルを見て人魚の女王に本心を伝える事もできました。所々で大きく映っていたネイルが、変身シーンの見所に上手く繋げていたように思いますね。
 ネイルのシーンは、手だけでなく、足にも塗っていました。前話でやりたくてもできなかったペディキュアができるようになって、プリキュアになれて本当に良かったな、と込み上げてくるものがありました。
 これには、ローラも大満足でしょう。ペディキュアをやってみたいと思った女の子も多いのでは?

 また、他4人の単独変身シーンにあった「リップ!」「チーク!」「アイズ!」「ヘアー!」が、「フェイス!」で一括されていたのも面白かったところ。
 考えてみれば、他4人のチャームポイントは、全部顔の部位なんですよね。顔とは関係のないところを目立たせたいのであれば、思い切って他の部位の掛け声を簡略化しちゃうのもアリでしょうね。

 技バンクについては、右足を高々と上げてカッコ良くキメ! ・・・と思いきや、怪物が爆散時に、パパイアと同じく、はっちゃけたギャグ顔に。あざといな。さすがローラ、あざとい。(笑)
 みのりと身体が入れ替わった時に、もし自分がプリキュアになってゼンゼンヤラネーダをやっつけたら、ああいう表情をしてみたいと思ったんでしょうかね。まったく、可愛いヤツめ。(笑)

 ローラは、プリキュアだけでなく、念願の人間にもなれました。ローラに足が付くのはプリキュア限定だと思ってましたので、この展開には、「ここまでやっていいの!?」と驚きました。
 人魚のまま別々の目線でいるよりも、まなつ達と同じ人間になって同じ目線でいた方が、色んな事をより楽しむ事ができる。ローラを人間化したのは、そういう考えがあるように思え、元気で明るく楽しくをモットーとした今作の作風があってこそなのかもしれませんね。
 それに、頑張れば夢は叶うと、メイン視聴層の女の子達に説くのに十分な効果があったでしょう。ローラの人間化に驚きはしたものの、冷静に考えれば、10話以降プリキュアに負けないくらい頑張っていましたし、人間化というご褒美はあってもいいのかな、と思いますね。

 ローラが人間になった事は、ローラにとっても、まなつ達にとっても喜ばしい事ですが、気になる事も。それは、人魚に戻れるのかどうかです。
 童話「人魚姫」では、人魚姫は人間になる事と引き換えに美しい声を失ってしまいます。これは、前話でも語られていた事ですね。
 それに、何か望みを叶えようと思ったら別の何か大事なものを失わなくちゃならないとも言われています。となると、人間にはなれたものの、何かしらの代償はあって、それは、もう二度と人魚になれない事なんじゃないかと気になっちゃいますね。

 とまあ、深刻に語りましたが、次回始まって早々、人魚になってたら笑っちゃいますね。そうなってくれると次回感想の良い笑いネタになりますので、心のどこかでは、そうなってほしいと強く願ってたりもしています。(笑)
 ローラが人間になった事で失うものとか、敵側から新たに出たワード「愚者の棺」とか、気になる事はありますが、それ以上に、まなつ達と同じ人間目線で沢山の事を楽しんでほしいですね。今後も、メインキャラ達の活躍と成長をしっかり見ていきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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