春は、別れと出会いの季節です。さんあいでも退所する児童や入所する児童が集中するのが春です。いつでもそうですが退所する児童の心は複雑です。勿論家族と暮らすことになればその喜びと期待で小さな心は一杯になります。しかし共に生活をしたみんなとの最後のお別れの時となると、悲しい気持ちがにじみ出てきます。悲しさが喜び以上にならないよう心をコントロールするためなのか、あるいは泣き顔をみんなに見られたくないのか、退所する児童は最後まで下を向いたままでした。
玄関ホールは、見送る子どもたちと職員で一杯でした。
職員からのお別れの言葉にも、下を向いたままうなずいていました。
そんな光景をみてか、見送る児童も神妙な雰囲気になり、シクシク泣き出す子もいました。
元気でねー、6月のさんあい祭りには遊びに来てねー!