Liner Notes

観たこと、聴いたこと、読んだことを忘れないように印象に残った光景を栞として綴ってみました

♯92「社会人としての第一歩」

2024-04-13 | Liner Notes
 此の春、社会人一年目の長女が初めての新人研修を受けました。ビジネスマインドやマナーを学ぶなかで、お客様と良い関係を築くには、自らが積極的に動いてコミュニケーションを図ることが大切だと感じたそうです。

 とはいえ、その大切さはわかりつつも、自らの言動がお客様にどのような影響を及ぼすかを考えてしまうと、躊躇してしまうことも感じたそうです。

「なぜ、そう思ったのかをよく考えてごらん。ひょっとしたら、自分がよく思われたいと思う気持ちがある一方で、よく思われなかったらどうしようという不安もあるのかもね」

 お客様にとって関心があろうと思われることに対して日頃から知識を集めつつ、いざお客様と話す機会があれば、ご要望されるであろうことを積極的にお伺いし、お客様にとって最適なものはないだろうかと考えることが大切だと思います。

 社会人二十八年目を迎えたいま、長女との対話で思ったのは、主語を〈わたし〉から〈あなた〉へと変えて考えることが〈わたし〉を知ることなのかもしれず、ひょっとしたら、それが社会人としての第一歩なのかもしれません。

初稿 2024/04/13
写真 「新たな世界に踏み出す第一歩」※
撮影 2022/12/11(東京・西新宿)
注釈 ※)「Mari」朝倉響子, 1984.
参考 α20A「マリ」朝倉響子, 1984.

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