走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

目の痛み

2022年05月19日 | 仕事
なんと忙しい1日だったか。今日は学生さんではなくてフェローシップのNPが同行。説明で1日しゃべりっぱなし。診察を開始すれば普通ではない疾患ばかり。頭を悩ます1日だった。

プライマリーにとって救急と呼ばれる主訴がある。その一つが目の痛み。鑑別診断はずらりと出てくる。痛みと言っても軽度のものから重度のものまであり、目を開けることができない時は緊急事態として救急室へ送るのが常。

しかし私の患者層は救急へ行きたがらない。汚いものでも扱うような扱いを受けているので意識消失でもない限り断る患者が多い(いや意識消失しているから搬送できる)。

今日も同様のケース。地域の眼科医オンコールは不在(じゃあオンコールの意味なし!!) 地域のたった1人の眼科医に電話をすると、本日の昼から休暇を取る予定にしているから受け付けない、と言われ、隣町も次々断られる。

とりあえず、Optometrist に診察してもらって!と言われた。

Optometrist vs. Ophthalmologist

日本語訳は両方眼科医ですが、前者は眼鏡屋さんで働く眼科医で、後者は病院や手術室で働く眼科医と言ったらわかりやすい?私が連絡を取ろうとしていたのは後者。しかし誰も受け付けてくれないので前者にとりあえず、と言うことになった。

まあ、そう言う手もありってことか。本日も新しい事を学んだ。


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