喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

ゴジラ-1.0 (2023) ★★☆☆☆

2024-04-30 13:48:56 | 特撮

公開から5カ月半経って、TOHOシネマズららぽーと船橋にてようやく鑑賞。

 

監督・脚本・VFX:山崎貴

製作:山田兼司(東宝)、岸田一晃(東宝)、阿部豪(ROBOT)、

   守屋圭一郎(ROBOT)

製作総指揮:市川南(東宝)、臼井央(東宝)、阿部秀司(ROBOT)

出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、田中美央、吉岡秀隆、佐々木蔵之介、安藤サクラ

音楽:佐藤直紀、伊福部昭

制作:TOHOスタジオ、ROBOT

製作会社・配給:東宝

上映時間:125分

製作国:日本

 

アカデミー視覚効果賞を日本映画として初めて受賞し、スピルバーグも絶賛したというのだから観ないわけにはいかなかった。

ドラマパートに重きが置かれているとか評判になってたけど、演技が下手すぎてどこが?となったが、主人公には感情移入しやすい作りになっている。

-1.0というくらいだからエグい描写とかあるのかと思いきやそんなことはない。とにかくドラマパートが観てられなくて、シンゴジラの方が全然好き。

ベテラン役者でも監督に演出力がないと、大根役者になる。

低予算ゆえに評価されたのか?そもそも監督が特撮兼任してるくらいだし。

現場は悲鳴を上げてそうだが…

以上

 

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オッペンハイマー (2023) ★★★★☆

2024-04-11 13:31:16 | 伝記

TOHOシネマズ日比谷 IMAXレーザーにて鑑賞。

IMAXレーザー料金700円+2000円て高すぎる…

 

監督・脚本:クリストファー・ノーラン

原作:カイ・バード、マーティン・J・シャーウィン

製作:エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン、クリストファー・ノーラン

出演:キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー

音楽:ルドウィグ・ゴランソン

製作会社:シンコピー・フィルムズ、アトラス・エンターテインメント

配給:ビターズ・エンド

上映時間:180分

製作国:アメリカ

 

「原爆の父」と呼ばれた科学者ロバート・オッペンハイマー(1904~1967)の伝記映画である。

恥ずかしながらこの映画観るまでオッペンハイマーの存在を知らなかった。

原爆について本当に無知。

本作は、原爆がいかにして開発されたかをダイジェスト的に知ることができる。

まあ、よく3時間に収めたなというような内容だ。物理マニア、軍事マニア、アメリカ史マニアが喜びそうなネタが詰め込んである。

SF的な要素は、オッペンハイマーが幻視を見ることができる、といったくらいに留まっている。

 

さて、日本で長らく公開されなかった本作だが、アカデミー賞を受賞したこともあり、流石に無視できなくなったのだろう。

まあ、勿論、日本人としては人類史上初の核実験であるトリニティ実験を成功させて大喜びしているシーンなどは、観ていて怒りが湧くよ。

マット・デイモン演じるグローヴス准将が原爆開発の牽引者である悪役として描かれているが、オッペンハイマー自身は原爆投下まで罪悪感を全く感じることはない。

同僚の物理学者から物理学の集大成が原爆か?という疑問符は生じるシーンはあるが。

当時はルーズベルト大統領の下で戦争中だったから、原爆開発に疑問符を感じることなどない風潮だったのだろう。

日本に投下されたが、原爆はナチスより先に作るために対ドイツ用として作られた。

印象に残るのはフローレンス・ピューのヌードシーン、しかも会議室での。

これはオッペンハイマー自身と奥さんが共有している想像を具現化したシーンなのだが、本作でそこまでするかという感じもする。

ロスアラモス国立研究所は現在もアメリカの軍事機密の拠点として健在だ。

ルーズベルトが脳卒中に倒れ大統領になったトルーマンが悪役として描かれている。

オッペンハイマーはストローズと水爆実験を巡って対立し、公聴会みたいなシーンから本作はスタートする。

このへんの詳細は映画を観ただけではよく分からない。

当時のアメリカは赤狩りでコミュニスト経歴のあるオッペンハイマーは、原爆開発の英雄であるにもかかわらず公職追放されたのだ。

オッペンハイマーが原爆投下に苦悩する描写もあるが、トルーマンも苦悩したそうだ。

それでもあっけなく投下した事実。

今、日米首脳会談を行っているのが不思議なくらいだ。

 

以上

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お葬式 (1984) ★★★★☆

2024-04-04 03:49:36 | コメディ

監督・脚本:伊丹十三

製作:岡田裕、玉置泰

製作総指揮:細越省吾

出演:山崎努、宮本信子、菅井きん、大滝秀治

音楽:湯浅譲二

製作会社:ニューセンチュリープロデューサーズ、伊丹プロダクション

配給:ATG

上映時間:124分

製作国:日本

 

はにわ会のメンバーと鑑賞。

不倫している女と青姦するシーンとか、思わず笑ってしまった。

あんな女と不倫するとか。

 

宮本信子がそもそも個性派だったことを知らなかったが、本作ではそれほど目立った存在ではなかったように思える。

山崎努が若干岡村靖幸に(髪型が)似ている。

笠智衆、寅さんに続いてお坊さん役として登場か。

結局、山崎努は挨拶せんのかい!菅井きんの最後の挨拶素晴らしかったなぁ。

僕個人は、こじんまりしたお葬式しか経験がないので、親戚以外も呼ぶとなると面倒ごとが多そうだとは思った。

しかし遺体焼いてるとこ見せてくれるとは…

以上

 

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デューン 砂の惑星 PART2 (2024) ★★★☆☆

2024-04-04 03:29:07 | SF

TOHOシネマズららぽーと船橋にて鑑賞。

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

脚本:ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、エリック・ロス

原作:フランク・ハーバート

製作:メアリー・ペアレント、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ケイル・ボイター

出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、

  ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ビュー

音楽:ハンス・ジマー

上映時間:166分

製作国:アメリカ

 

前作はあまりにも冗長だったので、本作は展開が早くて楽しめた。

クリストファー・ウォーケン演じる皇帝が迫力がない。

スター・ウォーズのイアン・マクダーミドがいかに凄いかが分かる。

 

とうとうポールとチャニ、身体の関係結びやがって!

しかしポールの覇権を握る怒涛の早さ凄いな。

 

実はハルコンネンの血統でした、てのはこれもスター・ウォーズの元ネタだったりするのかもしれない。

本作は残念ながらIMAXで観ることはできなかったが、IMAXで観ればもっと没入できただろう。オッペンハイマーこそはIMAXで観るぞー

原作知らないから今後の展開が楽しみだ。

ラスボスは教母か?

ハルコンネン一族絶滅してしまったがオースティン・バトラーははまり役だったな。

以上

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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら (2023) ★★☆☆☆

2024-03-21 01:05:10 | 戦争

TOHOシネマズ錦糸町 楽天地にて鑑賞。

監督:成田洋一

脚本:山浦雅大、成田洋一

原作:汐見夏衛

製作:西麻美

製作総指揮:吉田繁暁

出演:福原遥、水上恒司、伊藤健太郎、松坂慶子、中嶋朋子

音楽:ノグチリョウ

主題歌:福山雅治

制作会社:ダーウィン

製作会社:製作委員会

配給:松竹

上映時間:128分

製作国:日本

 

知り合いの女性に薦められて鑑賞。

現代の女子高生が戦時中にタイムスリップして特攻隊員に恋するという話。

原作はケータイ小説らしく、高校生向けに書かれたストレートなメッセージ性のあるストーリー。

父親役の遺影の写真の俳優が気になる。東京03の飯塚に似てたが?

 

生き恥を晒すのがなんで悪いんだ、という主人公の叫びは、「恥をかくため」に生きている私の生き方に通じるものがあり、共感するところであるが、女子供が敵国民に犯されるくらいなら、一億火の玉死んだ方がましだ、という市民の恐怖は、もっともな感情である。

知覧特攻平和会館に、いつか足を運んでみたいですね。

映画の作りとしては、タイムスリップするきっかけが雑だったり、結局特攻止められず美化してたりと好みではないが、戦争のテーマが作品も数多く出ているので風化しないことを祈るばかりである。

 

以上

 

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