遠藤雷太のうろうろブログ

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クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第2話 ある選択に関する物語

2024-03-27 00:12:28 | DVD・VHS・動画など

2024/3/26

不義による妊娠をしてしまった女が、生むべきかどうか判断するため、意識不明になってしまった夫の主治医から話を聞き出そうとする話。

姦淫という十戒らしいテーマ。

ただし、十戒に対応しているのは偶像崇拝の禁止らしい。どの部分が対応しているのかはよくわからない。

「私は私だけの神を持っている」というセリフなのかな。

十戒をそのまま組み込むのではなくて、作り手側が、それに対してどのように考えているかを作品にしている感じ。

夫が回復して一緒に暮らせるようになるなら、不義による子供は生めないという考え方って、個人的にはあんまりピンとこない。

自分は父親とは血がつながっていないけど、それで特にネガティブな気持ちになったことはない。

1話に続いて動物がたくさん出てくるけど、あいかわらず見ている人を不安にさせる要素が強い。

特に最後のほう。コップに入った赤い液体から這い出てくる虫。良いようにもとれなくはないけど、どういう意図なんだろう。


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