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中国、ビットコインのギャング団1100名を逮捕 闇決済市場を手入れ、ギャンブルの13%がビットコイン決済だった(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-06-12 | 米中関係

6月9日、中国公安部は全土のギャング団のアジトを手入れし、1100名を逮捕するという大捕物劇があった。

ビットコイン取引を当局が禁止したにもかかわらず闇世界におけるマネーロンダリングがWeCHATを通じてネット上で暗号通貨で取引されていたのだ。

ギャンブルサイトの決済の13%が、中国では暗号通貨を利用している実態がうかびあがり、またビットコインなど暗号通貨を現金に交換する闇市場では手数料が1・5%から5%が相場だという。

ブラジルのJBSは世界最大の食肉加工企業だが、ハッカーの襲撃を受け、流通システムが停止した。1100万ドルの身代金を支払っていたとウォールストリートジャーナル(6月10日)がすっぱ抜いた。

さきのコロニアルパイプライン社も5億円近い身代金を支払っていたが、FBIは半分を押収したと発表している。ダークサイドというハッカー集団の全容解明はまだだが、当局の捜査を逃れるために、すでに解散したという説も流れている。

中国人民銀行は「ビットコインの決済取引の停止」を発令し、中国国家発展改編委員会は取引所を閉鎖した。

しかし「上に政策あれば下に対策あり」の中国人、当局の裏をかく行動を続けてきた。暗号通貨の採掘には膨大な電力消費をともなうため比較的電力に余裕がある内蒙古省などに取引所があったことは当局が把握していた。


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