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また共和党下院が混沌、ギャラガーらが去り、民主党との差は二票 大混乱の果てに選ばれたマイク・ジョンソン議長解任の動き活発化(宮崎正弘)

2024-03-28 | アメリカ情勢

米下院「中国特別委員会」のマイク・ギャラガー委員長は4月19日に議会を去る。

このためマイク・ジョンソン下院議長は、ミシガン州のジョン・ムーレナー下院議員を委員長に選出した。

ムーレナールは下院五期。中国やその他の「懸念国」関係企業に、グリーンエネルギー税優遇措置を拒否する法案を提案したことで知られる。

ギャラガー率いる台湾訪問団に加わり二月に訪台して蔡英文総統と会見したばかり。

ギャラガー下院議員は声明で、「ムーレナー氏は中国共産党がもたらす深刻な軍事的、経済的、イデオロギー的脅威を理解しており、米国が戦略的な戦いに勝利するために最適な立場に置く政策を推進し続ける」と述べ付け加えた。「最大の敵は中国共産党だ」。

ムーレナー議員はミシガン州議会が同州グリーンチャータータウンシップに23億6000万米ドルを投じて電気自動車工場を建設するゴティオンの計画を承認したことを受けて法案を急いだ。

ゴディオンは、中国最大のEV電池メーカーの1つで、2022年にミシガン州で8〜10年間で2,000人以上の雇用を創出すると約束した。その見返り条件が州税の優遇措置として 1 億 7,500 万米ドルを受け取ることだった。

しかし、同社は中国共産党との関係疑惑があり、世論の反発に直面した。地元当局は発電所への支援を取りやめた。同社は契約違反を主張して町を相手に訴訟を起こした。

さきに共和党下院議員のケン・バックス(コロラド州)、ハキム・ジンンクリーズ(NY)も辞任しており、ギャラガーの不在によって下院議席は共和216対民主214と僅か2票となる。

くわえて共和党下院の内紛は昨年のケビン・マッカーシー議長解任後、いまのマイク・ジョンソンを選ぶまでに三週間を空費し、いままた党内のマジョリー・テリラー・グリーン議員はジョンソン議長の解任を求めている。

共和党下院は11月の選挙を前にして、しっちゃかめっちゃか状態だ。


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