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2028年には配備しなければ『間に合わない』、中国の軍事的脅威に アメリカ空軍はAI搭載のF16を1000機配備計画(宮崎正弘)

2024-05-08 | アメリカ情勢

5月2日、フランク・ケンダル米空軍長官はカリフォルニア州の砂漠上空を試験飛行するAI(人工知能)制御の戦闘機に搭乗した。エドワード空軍基地から飛び立った。

ケンダル空軍長官は四月に米上院歳出委員会の国防委員会で証言し、「AIが操縦する無人のF16戦闘機が2028年には配備に就かなければ『間に合わない』、中国の軍事的脅威にアメリカは対応出来なくなる」と衝撃的は発言をしたばかりである。

AIを搭載した実験用F16戦闘機は「Xー62A VISTA」。米空軍は1000機で編成される無人飛行隊を計画している。

これがCCA(Collaborative Combat Aircraft) と呼ばれるプロジェクトで 60 億ドルのプログラムの一部だ。同時にドローンをジェット機と並べて作戦を展開する。入札企業は、ボーイング、ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマン、ゼネラル・アトミックス、アンドゥリル・インダストリーズが含まれる。

2023年8月、キャスリーン・ヒックス国防副長官は、AI搭載自動運転車の配備は「小型、スマート、安価、そして多数の消耗品を米軍に提供し、米国軍事革新の移行の抜本的見直しに役立つ」と述べている。

彼女はそのためにシリコンバレーとの緊密な強調が必要だとした。

24年4月13日の公聴会でも、ケンダル空軍長官は「イランがイスラエルに向けて発射されたミサイルのすべてが、迎撃された。アメリカは中国との戦争で負けることを避けるために戦力を最適化する必要がある」

これらの証言にアメリカの焦りを感じる。


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