千鳥足こと博多のおいしゃんの独り言

博多は港町・・・

博多は商売人とお祭りの町ってイメージがありますばってんが
実は大昔から大陸との接点の港町の顔ばもっとります・・
ある時点から長崎に外交の拠点が移る前は博多が大陸との接点でした。

当時は博多息浜(おきはま)て言われる小さな半島部分がすべてでした。
そこに「妙楽寺」っていう石垣に囲まれた壮大な寺があって
そこば拠点に日宋貿易が行われ文化はそこから日本に入って来よりました。
今は黒田家によって再興された御供所の妙楽寺の山号は「石城山妙楽寺」ですもんね・・

ういろう・饅頭・そば・うどんも博多から全国に広がりました。
当時、饅頭の製造はすでに日本にあったらしいけどそれば大量生産する技術ば
後の「聖一国師(円爾弁円)」が伝えたていいます。
博多の山笠期限にもよく出てくるお名前です。
当時は蕎麦がきで麺になるとはだいぶ後の時代です・・・・

それに付随してこの息浜が広がっていきます。
そして博多は漁師町としても栄えてゆきます。
大黒流はもと「洲崎流」ていうほど洲の先の海岸べたの
いわし町ば本筋としとります。そいけん現在も「すの二」の水法被は
「い」の字ですね・・
当時から地理的に対岸にあったとが長浜です。
古地図にも残っとります。
長浜と息浜の間は今の天神地区含めて全部海やったとですよ!
草ヶ江やらの地名も「江」海やったとが伺え知れます。

さて現在の博多の水際は当時と比べ埋めたて事業により
新しく町が出来上がり離島との連絡船の拠点として位置しております。
おいしゃんが子供のころは志賀島・玄界島との連絡航路としての市営桟橋と
漁民の住宅が隣接するところやった・・・
今は博多と離島・海外との連絡拠点として位置づけられてます。
昔からの定期船、志賀島はきんいん(金印)丸
玄界島はみどり丸、壱岐対馬は「絆」五島列島には「大古」
海外へは釜山に大型客船カメリアが就航してます・・
博多釜山相互乗り入れのジェットフォイルはコロナ以来中止・・
JR九州の釜山行きのジェットフォイルビートルは大型船のクイーンビートルに
衣替えしたけどコロナで就航できず現在は国内航路の申請して
博多下関ば運航してます。

おいしゃんが毎朝の散歩ではここ博多港はいろんな顔見せてくれます。



















これは釜山から入港のカメリアです。

中世から日本に入ってきた文化ですばってんが博多では蕎麦・ういろうは定着せず
今に残るとがうどん文化です。
四国の讃岐うどんは独自の発展して今に知られますばってんが
博多のうどんは独特の軟麺です。
昔の博多商人は週に四日はお昼はうろんでしのぎよったていうほどうどん好き。
四国と違うて麺よりつゆに重きば置いたうろんです・・・・・
それは博多雑煮にも通じるとこがありますね・・

今、博多の食文化では博多ラーメン・長浜ラーメンが主流ですばってんが
これはごくごく最近、戦後の文化です。
獣の骨でスープとる・・内臓食べるもつ鍋やらは戦時中大陸に進出した
日本人が博多に持ち込んで取り入れた食料文化です。

大陸の食文化ば持ち帰った人たちがラーメン(中華そば)やら餃子ば
アレンジして日本人向けに作り上げそれが全国に広まり
その土地その土地でアレンジされ各地の食文化が育まれていったとですね。

ここんところおいしゃんyoutubeで全国のうどん蕎麦屋さんの動画見て楽しんでます。
様々な麺作りだしの取り方みよって・・・・・
そう・・作ってんろう!

うろん打ってみました・・・・

試験的やけん量は一人前の小麦粉100gです。
「美味いやん!」

見た目不細工やばってんが足で踏んで揉んだしこ腰のあります。
二回以上踏んだら固うなるってネットで調べましたもんね・・

博多うどんは腰のない軟麺が特徴やばってんがやっぽある程度
腰のあってのど越しつるつるの麺がおいしいです。
その点最近の「ウエスト」の麺がおいしゃん一番好きです・・

やっぱプロが作るとが美味しいとやばってんがそこは作ってんろぅのおいしゃんやもん・・
次は沖縄そばば作ってんろうか?て思います。
麺はラーメンと違いかんすいやら使わんけん・・・・・
究極うどんも中華麺もパスタもおんなじ材料やん・・・
特にパスタは簡単そう・・・・・

最後に七不思議・・・・
これだけお江戸の頃から米文化の日本やばってんがなして
東南アジアにあるように米麺の食文化が発達せんかったっちゃろうね?

三連休の初日にソげなことおもいましたやね・・

ちなみにおいしゃんはラーメンはやわめんが好きです。
バリ堅やら粉落ちやら食うやつの気が知れんアす。
もっとスープば楽しまな作り手に失礼です・・・

ばってんが「牧のうどん」

あれ柔すぎやろ!

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