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古い写真から蘇る思い出の山旅・その21(2)

2022年08月19日 09時41分54秒 | 山歩記

古い写真から蘇る思い出の山旅・その21(2)
「白馬岳」(2日目)


かれこれ33年前の1989年8月に、妻と長男(当時高校2年)次男(当時小学5年)、家族4人で、「白馬岳」を訪ねたことが有った。「ブログ内検索」してみたら、5年前にも、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き込んでいることが分かったが、夏山シーズンを迎え、なんだか懐かしくなり、改めて、コピペ・リメイクしてみることにした。
当時はまだ、バカチョンカメラ(小型フィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、後年になって、アルバムに貼って有った紙焼き写真をスキャナーで取り込んだ写真が外付けHDに残っている。記憶はどんどん曖昧になってきているが、引っ張り出した写真や、当時の記録・メモ等を見ると、あの日、あの場所の情景までが蘇ってくるから不思議であると思う。


村営白馬岳頂上宿舎で一夜を明かし、4時30分頃、目覚めたようだ。
前日の悪天候が嘘のような好天に、気分が昂揚したような気がする。
朝食は、5時30分からだったようだが、
乾燥室の衣類、靴の点検等で、ゴタゴタしていて、
出発は、7時頃になったようだ。
まずは、絶景を堪能しながら、ゆっくりと・・・・、

 

 

素晴らしい景観に歓声、ヤッホー!

山頂付近には、ややガスが掛かっていたが、次第に消えていき・・・、

8時頃、白馬岳山頂(標高2,933m)に到着

 

山頂で休憩中、「山と渓谷社」のカメラマンがやってきて、
山頂に居合わせた全員を集合させて写真撮影、
翌年の5月号に掲載予定と告げられたが、
掲載されたのかどうかの確認は、出来なかった。

8時30分頃、名残り惜しくも、白馬岳山頂を出発、
快適な尾根歩きへ・・・、
振り返り見る白馬岳、

ふっと、お花畑に、雷鳥の群れ発見、
もちろん、雷鳥を目の前で見るのは、初めての4人、大興奮、
必死にカメラを向けたが、悲しいかな、バカチョンカメラ、
さっぱり、雷鳥だか岩だかか、分からなーい、

何度も何度も振り返り見る白馬岳の雄姿、

三国境、後方は、雪倉岳方面

またまた、雷鳥の群れ、発見、
やっぱり、バカチョンカメラ、ピンボケ、よくわからない、

10時頃、小蓮華岳(標高2,764m)に到着、
10人程が休憩中だったが、次第にガスが掛かってきて、展望が無くなる、

 

小蓮華岳山頂から約30分程で、白馬大池に到着。

 

しばし休憩後、10時45分頃、白馬大池を出発したようだ。
白馬大池から乗鞍岳山頂に掛けては、おおきな岩がゴロゴロの悪路?、
白馬大池を半周した辺りで、展望を楽しみながら、
早めの昼食タイムとしたようだ。

12時頃、乗鞍岳山頂(標高2,436m)に到着
ますます、ガスってきて、展望無し、

乗鞍岳山頂からは、急下降の岩場の連続
小雪渓も有り、
次第に、膝が笑い出し、やや、バテ気味?、

13時頃、風吹大池への分岐を通過、
天狗原、中ノ原、下ノ原の、木道を歩いた。

やっとの思いで栂池自然園に到着したのは、14時頃だったようだ。
栂池自然園からは、タクシーで、車を置いて有るJR白馬駅の近くの駐車場まで戻り、「家族で登る白馬岳」が、無事に終わったのだった。

初めて軽アイゼン装着で、大雪渓を登ったこと、
途中激しい雨に遭い、ずぶ濡れになったこと、
白馬岳から小蓮華岳への稜線歩きでは、素晴らしい景観を満喫出来たこと、
稜線上で、初めて雷鳥に出会ったこと、等々、思い出すこと多しだが、
一方で、高山植物の写真を1枚も撮っていなかったようで、
当時はまだ、いかに、草木に興味関心が無かったかが分かる。
その悔い、反省も有って、その10数年後には、再び白馬を訪れたが、
その時は、猿倉から登り 白馬岳から、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を巡り、
白馬鑓温泉で一浴し、猿倉に戻る 周回コースだった。
「白馬岳」も、今となっては、もう二度と登ること叶わない、
遠い思い出の山となってしまっている。

(おわり)


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