しゅうかつ・お助け・飛び出せ若者 母ちゃん子離れしなよ

日頃から、高校・大学のキャリア教育に携わっているおじさんたちの
若者たちへの応援歌になればいいですね! 

今日も一人の若者がやってきた

2015年06月05日 | 社会
 彼は、25歳国立大を卒業して3年目になる

一度は就職したものの一念で辞めたという

今も就活中だ

彼に言わせると、ITベンチャー企業だったが、社長の経営姿勢についていけなかったらしい


 その後、うちの就活塾でトレーニングしながら、インターンシップに出したのだが

3か月を過ぎて、自分から辞めてしまった・・・ 

理由は、自分のできなさに会社が受け入れてくれようはずもないと、自分で思い込んでの結果だ

会社は、彼の仕事ぶりをみて採用を決めて本人に伝えたのだが・・・・

辞退してしまった。


 地場の中小企業ではあるが、その地域では名の通った優良企業だった。

おまけに幹部候補生としての採用だった。総売り上げ20億、従業員60名

地元志向の学生としては、申し分なかったのだが・・・・


 自分の仕事ぶりに納得がいかないという事だった

彼は仕事は自己完結しないといけないと、思い込んでいる

チームで仕事をしても、自分で抱え込んでしまう傾向が顕著だ。

不得意な部分をメンバーに振ってみたらどうだというが、自分のプライドが許さないという

自分が担当する件は、全て100%自分で完結させるものと思い込んでいる

どうすればそこに気づかせる事が出来るだろうか・・・・・・

大学に入る事が目的だったのかなあ?

2015年06月03日 | 社会
先日からというより、ここ数か月の間新卒見込みの学生と関わっている。

もうすでに卒業している。未だに就職できていない

初めて彼と面談した際、思わず…えっ!と驚いた記憶がある。

それは、こういう事です


初対面の第一声が、『僕は何をすればいいんでしょうか?』これだった

最初、おじさんは就活の手順とか方法論を聞かれていると思ってしまった。

でも、話しているうちにそうじゃない事が判った。


 自分はどんな仕事を探せばいいのか?・…と言う事だったのだ。


 恐らく、偏差値で言えば60近い、地方の国立大学に在籍していた。

いろいろと、話をしているうちに、ひとつ判って来たことがある。

彼の一番の目標はその大学に入る事だったようだ。文系の教育学部

を目指したのだが、4年生の今、教職課程もとっていないし、公務員のための

講座も受けていなかった。


 そこでたどり着いたのが、初対面の発言になったというわけなのです。

 まさに、燃え尽き症候群のようにしか見えなかった。


 彼の場合もそうだが、きのう書いた若者もそうだが、高校での目標設定に

問題があるように思えてならない。

大学は終着駅ではない、社会に出て本格的に人生を歩き始めるための

学びの場ではないのか?

 目的をもって進学先を探す、学ぶ学科や講座を探すそれが出来る様な

高校教育や中学校教育が出来ていないのが現実のような気がするのは

おじさんだけだろうか?

がんばれ!就活生

2015年06月02日 | 社会
 きょうも、一人の若者がオフィスにやってきた。彼は就活中の30歳・・・

以前勤めていた会社を辞めて、いま就活中だという

数年間務めた会社は生産ラインだったというが、仕事に不満はあまりなかったという

でも、やりたくて入った仕事でもない、何か就職すればいいかなあ・・・それだけだったと言う


 業務上使用していた、薬品などにアレルギー症状が出てやむなくやめたという訳らしい

本当なら、会社がきちんとケアしてあげるべきところだったはず。

でも、何もケアされていないように見受けた。


 取り敢えず、カウンセリングに入ったのだが・・・・・・

彼曰く、自己分析を初めてだという、高校卒なのだが、学校はとにかくここに行けっていう具合で

何も、キャリア教育も本人の興味志向も考えずに勧めたという

あながち、彼の一方的な言い分でもない


 いろんな学校を回っているが、教師たちの感覚はこんなものなんです。

大学・高校あまりにも無責任すぎる

 中には、大学は学ぶところ就職は自身の力でなどと言ってるキャリア担当の人たちもいるが

そのためには、その為の準備はさせておかなければならないはず。

毎年100万近い学費を払ってるんだから、もっと本気でやれよなって言いたくなる