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ガン全体の10年生存率を公表

2021-05-16 09:55:12 | その他
ガンが不治の病から治療可能で治る病気となってきましたが、まだ恐ろしい病気であることは確かです。

私はガンになったら何も治療はせず、痛みを取るなどの緩和療法だけで過ごそうと思っています。ですから70歳を過ぎてからはガン検診などは全く受けず、気にせずに生きています。

今年になり親しい友人が2人ガンで亡くなりました。E君は昨年肺の小細胞ガンと診断され、手術ができませんので化学療法を受けていました。それが一段落して帰省してきた息子たちと楽しく酒を飲み、先に寝るからと寝室に行きそこで倒れて息を引き取ったそうです。

E君の死因は肺ガンのようですが、実際は何で死んだのかは分からなかったようです。T君は2年ほど前肝臓ガンが見つかりましたが、透析を受けていることもあり手術ができないということで放射線治療を受けていました。

これが膵臓に転移し、これは重粒子線治療などでよくなったようですが、骨に転移してしまい亡くなってしまいました。この様にガンと言っても推移や経過には個人差が大きく、どんな治療をすればよいのかも人によって大きく異なるようです。

そこでは私は治療しないという選択肢を選びました。さて本題ですが、国立ガン研究センターは2008年にガンと診断された人の10年後の生存率を発表しました。

専門的なガン医療を提供している全国240施設の約24万症例を対象にした調査で、これまでに発表されて10年生存率の統計で最も大規模なものとなります。昔は5年経てば転移の可能性も亡くなり、ほぼ完治したという意味から5年生存率が使われていましたが、現在はより正確にするということから10年生存率が使われるようです。

この結果胃や大腸などすべてのガン全体で59.4%でした。つまり現在の医療では、ガンになっても約6割の人は完治するということになります。

ガンの種類別では、10年生存率が最も高いのは前立腺がんで98.7%、女性の乳ガン(87.5%)、子宮内膜ガン(83.0%)、子宮頸ガン(70.7%)、大腸ガン(67.2%)と続いています。

生存率が最も低いのが膵臓ガンで6.5%、次いで小細胞肺ガン(9.1%)、肝内胆管ガン(10.9%)、肝細胞ガン(21.8%)の順となっていました。

10年生存率は全国ガンセンター協議会が集計している統計でも公表されており、2004年〜07年に診断された人では58.3%となっています。これは対象が約9万症例で、今回の統計に比べて小規模なものです。

この2008年あたりに比べて、現在では新しい分子標的薬などの治療薬が開発されていますので、この10年生存率も年々伸びていくことが期待されます。

膵臓ガンなど一部の疾患を除けば、ガンは治癒可能な病気になりつつあるといえそうです。


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