今度こそご利益を感じさせていただきたい庶民の味方の恵方巻き。
我が家に根づいて10年？
豆まきをしなくなって半世紀。
東京は豆まきでしょう。
子供の頃はよく任されました。
一家の長男として。
（ハチに言わせれば総領の甚六だそうだけど、失礼だよ！）
今日は同居人がピンで医者へ行きました。
ついでにブリヂストンで指摘されたタイヤ交換も。
後輪だけで6600円。
チューブも交換です。
で、帰りにTELがあり、『恵方巻き、中身はどうする？』と聞いてきたので任せました。
まぁ高くても1000円ちょいだと思っていましたが、なんと具だけで1700円。
写真を撮るのを忘れたので言葉で説明します。
まず、マグロのトロっぽいところが細切りにして8本。
ブリ（これがやたらと固かった）が6枚。
なぜかぶりだけ細切りではなかった。
エビ（貧弱）、やけに油っぽいサーモン、いくら数粒、ちっちゃいホタテ数枚、卵焼き9本かな？
以上で1700円は高い！
これを巻き簀を使ってノリで巻きます。
そして南南東に向かって黙々と食べました。
いろいろ頭の中を去来するあれやこれやの出来事があるけれど、とにかく身体健全疫病退散病気平癒を祈り、食べました。
マグロの味は良かったけれど、サーモンはどこ産だか知りたかった。
今日、加賀乙彦さんの『くさびら譚』を読みました。
初読です。
嫌いな作家ではないかもしれないと感じて、遅まきながら他の作品も読んでみようと思った次第です。
このような、不思議な雰囲気のある、人の内面をびっしりと書いている作家はあまりいません。
一時期梅崎春生に凝って、全集まで購入しましたが、結局3分の1も読まなかった。
積読の恒例です。
加賀乙彦さんも積読になりそうですが・・・
1月に亡くなられたんですよね。
wikiによるとお嬢さんがおられて、なんと！同居人御用達のQVCのナビゲーターをされているとか。
そういうところばかりが気になる似非読書家なので、突っ込まれると困りますが、全集は吉行織田作英光民喜梅崎まで。
長いのは苦手です。
三島の『春の雪』は、若い時に読んで名作だと思っていたのに、最近読み返したら駄作みたいに感じたのは歳のせいでしょうか。
ま、所詮似非読書家なので。
もちろん丸山先生の作品は、近年のものは苦手ですが、手書き原稿時代のものは息をつかせぬ迫力があり、これはもう論ずることさえ失礼にあたるので、差し控えます。
とりあえず『フランドルの冬』や『帰らざる夏』、『宣告』あたりに挑戦です。
>我が家に根づいて10年？
と聞き、まぁ良いか．．です。
私は退職間際になってこの時期になるとコンビニなんぞで、やたらと海苔巻きらしき物が並ぶのを訝しく見ていました。
たまたま、あれが恵方巻きなる物である事を知り、関西発祥とのことに、然もありなんです。
https://r.gnavi.co.jp/food/sushi/ehoumaki/ehoumaki_04.html
まあ、諸説あるようですが、関西発祥であることは間違いないようです。恵方巻きとは良くぞ名付けたもので、土用の丑の日と同様でしょうね。
文化圏不明の当地金沢では、バレンタイン等と同じく、金になる風習は何でも来いとばかり、マーケットは恵方巻きだらけです。
基本は注文制のことでが、なんの今日は残り物が切断されて売られているのでしょうね
年の数だけ豆を食べる、7つ8つなら苦になりませんが、60個以上は腹が膨れます。
立春に豆腐を食べる風習は以前からあったのかどうか、不明です。
我が家では、親父の晩飯は毎回近くの豆腐屋で売っている、カチカチに近い硬さの豆腐と合成酒。
祖母が雪の降っている2月の夜、親父に命じられて、裸足にちびた下駄を引っ掛けて買いに行っていました。
なにしろ豆腐が出ていないと怒る。
明治生まれの祖母は寡黙な人で、不平や愚痴ひとつ言わずに豆腐屋へ鍋を持って買いに行った姿を思い出します。
あの一松の前の豆腐屋です。