Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日本海上空の、日米共同飛行訓練を理解する

2022-05-26 22:59:13 | 国際・政治

中国大陸・王毅(わん・いー) 外交部長(外相に相当)の、南大平洋諸国歴訪が行われている模様。観光・景勝地も多く 漁業資源などにも恵まれるとされる この地域への経済的影響力を担保する為の出張だろうが、もう一つ・・この所対立気味の、米合衆国と豪州や NZなど西側諸国との 安保面を含む補給路に楔を打ち込まんとする意図もあるだろう。同盟する我国としても、この地域における中国大陸の動向に注意を払う必要がありはしないか。巡り巡って 我国の平和安保に影響する可能性もゼロとは言えないのだから。

本題です。この所 北鮮が日本海へ向けての、複数の弾道ミサイル発射の挙に出ているのはご存知の通り。折しも発覚した 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症の同国内流行に際し、効能が確かな欧米産ワクチンや治療薬確保を含む交渉の席に 米合衆国を着かせようとする意図が一つあるらしいとの指摘も聞くが、全てを北鮮の意図通りにさせる訳には参らないのも当然だろう。又、一昨日は近い立場とされる 中露両国の軍用機複数による、警戒目的とされる 我国近海の共同飛行も行われ、それを受けての意も含まれる感ある 日米両国による日本海上空の飛行訓練も実施された由。この件につき 今日の FNNプライム・オンライン記事を引用して、みて参りたい。

「”北”けん制、日米共同訓練実施 F-16など 8機が日本海で。岸田首相『拡大抑止』強調」

防衛省は、北朝鮮の相次ぐミサイル発射をけん制する狙いで 5/25、日本海で共同訓練を実施したと発表した。同省によると、航空自衛隊千歳基地所属の F-15戦闘機 4機と、在日米軍三沢基地所属の F-16戦闘機 4機が 5/25、日本海で共同訓練を行った。北挑戦をけん制する狙いで、防衛省は「自衛隊と米軍の即応体制を確認し、日米同盟のさらなる強化を図った」と公表している。

一方 国会では、岸田首相が 日本などの同盟国への攻撃に対し、米国が報復する意思を示すことで 攻撃をためらわせようとする「拡大抑止」の必要性を、あらためて強調した。岸田首相「拡大抑止、これはゆるぎないものでなければならない。閣僚レベルを含め、日米間で よりいっそう緊密に意思疎通を図っていく」。岸田首相は 核抑止に対する信頼を日米間で確認し、維持していく努力を続けていきたいと説明した。(引用ここまで)

偶然のタイミングかもだが、今回の日米共同訓練は 引用記事通りの「北鮮の対日ミサイル脅威」に対する他、今回訓練の前日生じた 中露による我国周辺の「警戒目的」とされる 軍用機複数飛行を受ける形となった所もあるだろう。我国は両国に対し 懸念の意を申し入れた様だが、特に露政府情報局筋よりは「バカげた抗議」などと揶揄する様な反応があったとか。どの途 中国大陸の反応も似た様なものだろうが、勿論真に受ける必要はなかろう。放置すれば我国の安保にとり不利益が予想されるならば、状況に応じ機動的に米軍と連携して 訓練の挙に出れば良い。所定の法令に基づいての行動でなければならないのは勿論だ。

こうした報に接すると、左派勢力のメディアや活動家は毎度「軍事力の発露よりも外交優先で」の主張に及ぶが、その外交は 防衛安保面の抑止力を伴わなければ力を持ち得ない。外交とは テーブル上で紳士的に笑顔を交わす様に見えて、下方ではお互いの脚を まるでサッカー試合の様に蹴り合う様に似ているのだとか。だとすれば、外交交渉にしても 今回の様な日米共同訓練を一定でも実施して、現実面でも「我国を守る」強い姿勢を表さなければ 外交面でも話が進まない事だろう。

我国の国益を適切に守り、相手国に舐められない様にする為にも 今回の様な共同訓練を含む防衛活動との正しい向き合いができる様にする「日本及び日本人としての正しい視点」を普段から養う努力をしておく必要があるものと心得る。又その心得は、かつて日本海側をメインに多発した 北鮮による日本人拉致事件被害者各位とその家族の方々に向けた 国民的誠意でもあると信じる者だ。今回画像も以前ので恐縮。現実に一部の方々が拉致された舞台ともなった、新潟市内・信濃川河口付近「柳都大橋(りゅうと・おおはし)」の夜景を。


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