Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

特定野党・衆院選向け政策協定への疑問

2021-09-08 23:14:30 | 国際・政治

かねての風聞通り、髙市早苗・前総務相が次期自民総裁選に出馬された。安倍前総理と政策姿勢が近く、最もそのカラーの良い所を継承できる方として 我々保守側からは有望視されてきた。既に複数回の立候補経験を持つ岸田前政調会長や 強い発信力が武器の河野規制改革担当相との競合で決して楽観できない情勢は分かるが、真の保守を強い信念で進み得る人物として、健闘を期待したい。

既成メディア、特に左傾側のそれは 高市候補の出馬を好感していない様だ。正式表明前は、殆ど意識的に取り上げない「シカト状態」だったし、出馬表明後の記者会見席上では あろう事か「安倍前政権の傀儡!」などと騒ぎ立てる不心得者があったとか。明らかにマナー違反だ。髙市候補は その辺りも大人の対応で冷静にいなしたのは流石だったが、政治学者・高山正之さんのお言葉を借りれば、こういう輩こそ「一番悪い、騒ぎ立てるヤツ」という事だろう。

本題です。政権与党側のこうした動きに 野党、特に特定野党は「新型感染症禍を抱える政治不在の無責任な姿勢」などと声高に批判しているが、その実は自民総裁選の流れに野党勢力の存在が霞む事の心配でもしているのだろう。

そうした反応の一環でもあるのか、今日は特定 4野党(立憲民主、日共、社民、れいわ新撰組の 4党派)が衆院選向けに、関与した市民勢力も交えて政策協定を結んだとか。決して期待値は高くなさそうだが、以下 読売新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「原発ない脱炭素社会や消費減税を・・・立民、共産、社民、れいわが政策協定」

立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新撰組は 9/8午前、次期衆院選に向けた政策協定を締結した。野党共闘を支持する市民団体が仲介した。今後各党は、小選挙区での候補者一本化に向けて調整を急ぐ方針だ。

協定には安全保障法制の「違憲部分の廃止」や「原発のない脱炭素社会」の追求、消費税減税などが盛り込まれた。

9/8午前に国会内で行われた締結式には 立民の枝野代表、共産の志位委員長、社民の福島党首、れいわの山本代表が出席し、協定書に署名した。

枝野氏は締結式終了後、記者団に「各党の違いを認めながらも、重要なことは一致して進めなければならない。旗印が作られたので、結果につなげたい」と語った。

立民は、国民民主党を含めた野党間の連携を目指しているが「国民」は協定の内容に賛成できないとして、9/8午前の役員会で協定には参加しない方針を決めた。(引用ここまで)

旧民主党政権の頃も思った事だが、この政策協定も「無理矢理継ぎ合わせた」印象を免れない。一体「野党を支持する市民勢力」といえど、どの途極左側を含めた所謂「ブロ市民運動家」が相当数入り込んでいる勢力が仲介したのだろう。TV報道も拝見したが、この「市民勢力」中に、札付きの左傾有識者らの顔が複数あったのには失笑してしまった。

政権与党の側を全て真似すれば良いという事では勿論ないが、仮に自公両党、状況により日本維新の会辺りも関わってこうした政策協定をしようとすれば、それは政官に加え 経済産業や科学文化の多方面から多彩な人物を少しでも多く交えて行う事だろう。此度の野党政策協定のあり様を見ていると、曲がりなりにも幅広いのは 労働界だけの様に見られたのは拙者の思い過ごしか。

例えば 時限的な消費減税は拙者も叶えば実行されるべきとは思うが、しかし富裕層の負担増を財源にする目論見の様だ。日共、社民の「左からの意向」の反映だろうが、余りに税率を上げての締め上げが過ぎると 富裕層の各位は海外に脱出、我国への納税をしなくなる可能性を想定しているのだろうか。答えは「否」だと思う。そうした場合も考えて、経済策を打ち出す必要もあろうかと愚考する者だが。

脱炭素の考え方にしても粗雑なイメージが付き纏う。原発依存はいずれできなくなるとは思うが、それは「将来の話」。今進められる太陽光発電用大型メガ・ソーラーパネルの不適切な設置や、低周波騒音リスクを孕む 風力発電所の立地問題などに精緻な回答があるのか?こちらも疑問符のつく所だ。メガ・ソーラー設置問題は外資が絡んでいるとも云われ、不当かつ過度の森林開削など 環境負荷と災害リスクをむしろ増大させている所も少なくないのだ。今夏多くの犠牲を生じた熱海水害も、この方の疑いがある様だ。

何よりも、立憲民主党の有力支持母体、労働団体「連合」は、日共との連携や協定を好感せず、反対していると云われる。枝野執行部は、「連合」の各位にどう説明するつもりなのか。

菅(すが)政権の 弱い発信力からくる説明不足や不明朗の揶揄は良いが、自勢力にとり辛い、難しい事共の説明は誠実にできるのか?できなければ旧民主党と同じ轍を踏む事となり、国民的信頼の獲得など幻だと思うがどうか。今回画像は、工事途上のリニア中央新幹線受け入れ準備が進む JR名古屋駅の一角を。以下に 枝野立憲民主執行部の政権交代時公約関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) まるで運動家のアジビラ ~ 枝野内閣、7つの政策の薄っぺらさ - 政治 (fc2.com)


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