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2024.04.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 優維香、瞬きしながらも、
「あ~~んもぅ~~。思い出せない~~。何か、一度だけ、聞いたこと、あったような~~。でも…、おかあさん、その人、新課長としか、言わなくって~~。」
けれどもその瞬間、
「あっ。わっ!!!」

悠里、
「びっくりした~~~。」

優維香、
「確か。この人。仙台から東京に来てるって…。」

その声に小埜瀬、眉間に皺を。
「仙台から東京…???」

「うんうん。」
優維香。
「…ってか、動画、動画。」

その時、真宮と池辺が部署に。そして優維香の隣で立ったままスマホを見ている小埜瀬に、
それぞれ、
「お疲れ~~~。」
ニッコリと。

小埜瀬、
「お疲れ様です。」

池辺、その声にニッコリと。そしてすぐさま、小埜瀬の隣のふたりの頭に気付いて、
「うん…???」
自分の席、椅子に座ろうとしての、また立ち上がり、そしてまた、
「うん…???」
自分の席から離れて悠里の方に。

真宮、そんな池辺を見て、
「ん…???」
小埜瀬の方に歩み寄る。
「どうしたの…???」

小埜瀬、堂々と。
「えぇ。…実は、チーフ殿のおかあさんが勤務している会社、今、フランスでプレゼンやってるんですよ。コンペだそうで…。…しかも、世界ランキングを狙っているコンペとか…。今、そのコンペのライブ。」

池辺、
「へぇ~~~。」

優維香、悠里、池辺に顔をコクリと。
「すみません。こっそりと見ちゃってました。」

真宮、近づいて、
「何してんの…???」

小埜瀬、
「あ、部長、今…。」

池辺、
「優維香のおかあさんの会社、今、フランスでコンペの真っ最中~~。何でも世界ランキング狙ってるとか~~。」

その声に真宮、瞬きをして、
「へぇ~~~。どれどれ。」
そして小埜瀬のスマホを。
「ふんふんふん。」

優維香、
「見ていて、凄いです。それに…、その、今、プレゼンしている人。もしかして…、リーダーのおとうさんかもって…。」

池辺と真宮、小埜瀬を見て、
「はい…???」
「おぃおぃおぃ。」

小埜瀬、
「あ、いや…。物凄い僕の父に似ているんです。」

池辺、目を真ん丸に、
「え~~~~???」

真宮も、
「うそうそうそうそうそ。」

優維香と悠里、ガッシリとスマホ画面に釘付け。

池辺、
「あっ。…でも、これ、ライブ、良いんじゃない…???…再生、出来るでしょ…???」

優維香、
「えぇ。確かに。」

池辺、
「んじゃ、私たちの…、ほら。争奪戦の…。もしかしたら…、いい参考に。」

その声に小埜瀬、
「おっと。うんうん。」

優維香、
「あ。ははははは。」

真宮、
「うんうん。いいかも…。」
そして、小埜瀬にガッシリと寄り添いながらもプレゼンの様子を…。
「へぇ~~~。」
そしてすぐさま、
「ほぉ~~。…何かしら、会社の社長みたいな、貫禄…、感じるけど…。」

小埜瀬、その声にニッコリと、
「えぇ。」

優維香、
「うんうんうん。そんな感じ。」

悠里、
「でも…、あと…、どのくらい…???」

そして…、それから5分後には…。







ステージ中央の小埜瀬、観客側に一礼をして。
瞬間、観客側からは拍手喝采。歓声とフィンガーホイッスル。
しかも…、それが中々鳴り止まない。

順平、袖でガッシリと、ガッツポーズ。
別の袖の理江子と佐津香、菜帆子も、目を潤ませながらの、お互いにハグ。
会場内のアナウンスが流れる。







ライブ映像を見ながら、聞きながらの池辺と真宮、
「へぇ~~~。英語、フランス語。なるほど。海外だね。」
「う~~~ん。」

真宮、小埜瀬に、
「…で…???…この、男性が…、リーダーのおとうさん…???」

小埜瀬、
「ん~~~。とにかく、似てるんですよ。…でも、僕の父、今、仙台にするはずなんです。」

池辺、真宮、
「仙台。」

優維香、
「でも…、多分、その男性の人、おかあさんの会社の、部署の新しい課長さん。」

池辺、
「新しい課長さん。」

「…で、確か、おかあさんの話だと、免許証がまだ仙台って…。」

真宮、
「おぃおぃおぃ。…ってか。確か、優維香のおかあさん、エレガンサ化粧品。」

その声に優維香、
「あ、はい。」

真宮、スマホで…。
「おっと、あった。…で…。…うん…。わお。仙台にもあるじゃん。エレガンサ。…ってか、国内、札幌。神戸。広島。長崎。それに…、海外にも…。凄いね~~。」

池辺、
「うんうんうん。国内大手の化粧品会社だから。」

真宮、
「へぇ~~~~。」







愛結美、
「はぁ~~~~。終わった~~~。」
顔が涙で。そして、
「みんな~~~。」

それぞれのメンバーも、
「終わった~~~~。」







会場内では…。

ステージの裏で小埜瀬と順平、ガッシリとハグ。
「課長~~~~。ナイスです。」

小埜瀬も、
「かかかかか。やりましたよ~~。…ってか、出来たって感じ。…なんだか、自分でも信じられない。」

理江子、目を潤ませて、
「小埜瀬課長、素晴らしかった。」
いきなり小埜瀬に抱きついてハグ。

小埜瀬、いきなり目を真ん丸に。そしてヒョットコみたいな顔をして、
「いい…???…由利塚さん。」

理江子、
「いいの、いいの、これくらいはさせて。」
しっかりと小埜瀬を抱きしめる理江子。そして、
「ありがとう。」

菜帆子、
「わお~~。理江子さ~~ん。」








好きになれない。   vol,239.   「もしかしたら…、いい参考に。」

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最終更新日  2024.04.26 05:12:01
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