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真宮、
「つまりは、その得票に夢蔵のアンテナが触れた。…と、いう訳だ。…まっ。これは…、つまりは、葛城ホールディングスの指示だと、思うが。夢蔵の本社の人からも社長に打診があったと言う。…と、なれば、社長もそう睨んでの。…と、言う事…、らしい。」 志津恵、 「な~~るほどね~~。」 巴月も、 「うんうんうん。そんな風に言われれば~~。スタッフコレクションの次の日から、物凄かったもん。もぅ、み~~っちりと~~。」 遼子、頷いて、 「うんうんうん。確かに。」 メンバーたちがそんな風に話している内に、そんなメンバーたち、自然に顔が…。 優維香、すぐさまメンバーたちの自分に向いている顔に。 「へっ…???…何…???…私…???」 いきなり顔を小刻みに左右に揺らして…。 メンバーたち、 「チーフ。」 「チーフ。」 「チーフ。」 「先輩~~ぃ。」 「優維香チーフ。」 阿寿沙も瑛子も、 「優維香~~~。」 優維香、目を真ん丸に、口を開けて横に、 「い~~~~ぃ…???」 悠里、その顔を見て、 「キャッハハハハハ。チーフ殿~~。優維香~~。」 ますます目を真ん丸にする優維香、 「い~~~~ぃ…???…ってぇ~~。何よ、みんなで~~~???…ってか、社長決裁なんだもん。決定事項でしょう~~。」 池辺、そんな優維香の顔を見て、ニッコリと。そしてすぐさま小埜瀬の顔をチラリと。 小野瀬も池辺の顔をチラリと見て…。ふたり、共に、顔を小さくコクリと。 真宮、 「…と、まぁ~~。そんな事で…、よろしく~~と、言う訳だ。…因みに…。」 その一言でメンバーたち、また真宮を。 真宮、メンバーたちを見て、 「まっ。これはもぅ~~。おまえたちに、話しておいても、いいかな…???…とも、思う。」 その声に池辺も、 「ふん…???」 顔を傾げて。 メンバーたち、それぞれが、 「何…???」 「何々…???」 真宮、口を軽く尖らせて、 「まっ。これは、一部の人間しか知らない。…事でもある。…がぁ~~。…もしか…したら、これも、おまえ…たちには、何らかの…、モチベーションにも繋がる。…かも知れない。」 メンバーたち、真宮の話に、 「何々…???」 「何々…???」 池辺、 「もしかして~~。ひょっとして~~。」 「おや。」 真宮、池辺に顔を…。 「池辺、知ってた…???」 途端に池辺、右手を挙げて、顔を左右に振り、 「あ、いやいやいや。もしかして…。…でも、間違いかも、知れないから。はい。どうぞ。」 真宮、そんな池辺に、口を尖らせて、 「ふん。んじゃ。」 そしてメンバーたちを見て、 「まっ。…でも、これは…、知っておいても、別に…、影響はないかも…、知れないが…。社長の七瀬麗子。」 いきなりの名前にメンバーたち、静まり返る。 悠里と瑛子、 「うん…???社長…???」 阿寿沙も、 「七瀬社長…。優維香~~。」 「あん。」 優維香、 「私も、特には…。」 小埜瀬だけニコリと。 真宮、 「七瀬社長の、旦那様。」 またまた小埜瀬、ニコリと。 「ふふん。」 「もしかしたら、この中で、知ってる者もいると…、は、思うが…。」 メンバーたちの中でも僅かに、コクリと頷く者。けれども、その殆どが首を振る。 「七瀬励治、参議院義務職員だ。」 その声に、頷く者もおれば…。 「うそ。」 「参議院。」 「義務職員。」 阿寿沙、瑛子、 「ふん。確かに。」 悠里と優維香も、 「そこまではねぇ~~。」 「うんうんうん。櫻田さんから聞かされてたし。」 友也、 「亘夢、知ってた…???」 その声に亘夢、 「ううん。知らな~~い。…って、知る訳ないじゃん。私ら。ねぇ~~。早智子~~。」 早智子も顔を左右に、 「知らない。今、初めて聞いた~~。」 真宮、 「まぁ。この会社自体、七瀬社長、その時代、旦那様から勧められてジョエルを立ち上げたんだ。」 メンバーの中には、 「うそ。初めて聞いた~~。へぇ~~~。」 「私も、私も。」 そして。真宮、 「もうひとつ。なんだが…。…多分。…これが一番のネックになっている。…だろう話が…。」 いきなり静まり返るトラディショナル事業部。 「まぁ…。みんな、この話を聞いても、あまり、ピンとは来ないかとも思う。がぁ~~。七瀬社長には…、歳の離れた従兄がいる。つまりは、従兄でも、お兄さんの方だ。」 「…って、何の話…???…社長の従兄って…???」 亜樹歩。 美知留も、首を振って、 「ううん…???…分かんない。」 悠里も、 「全く…、的を得ないけど…。」 そして、小さな声で、 「リーダー…???」 その声に小埜瀬、僅かに右を向いて右手人差し指を口に、 「シ~~~。」 瑛子、クスリと、 「だ、そうです。かかかか。」 優維香、顔を傾げて、 「…何を…。」 真宮、 「そして…、その社長の歳の離れた従兄が、実は。…経済産業省、製造産業局、局長という事だ。」 その声に阿寿沙、 「経済産業省~~~???」 その声に釣られて他のメンバーたちも、 「経済産業省…。」 「めちゃくちゃ凄いじゃん。」 好きになれない。 vol,199. 「夢蔵の本社の人からも社長に打診があったと言う。」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.17 07:38:28
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