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![]() 「この前の話しは…。なかった事に。」 思わず耀司、芙美花と顔を見合わせて、芙美花も、 「え…???」 宮前、耀司と芙美花に申し訳なさそうに。 「友達になって下さいなんて。」 すぐさま汐梨、また小さな声で、 「…友達に…???」 睦美は目のやり場に…。 宮前、耀司と芙美花を見て、 「麻友に言われちゃったの。あの人たちの中には入れないって。」 耀司、またまた、 「え…???…はい…???」 宮前、 「ほんとうにごめん。」 そして、 「…実は~~。私、麻友を耀司の…。」 宮前、頭の中で、後ろに座っているふたりの事をも考えながら、 「…それでも言わなきゃ…。」 と。そして、口から出た言葉。 「再婚相手として。」 瞬間、汐梨、目を真ん丸に。 睦美、思わず口に手を。 そんな睦美を見て汐梨、両眉を上下に。 宮前、 「紹介したつもりだったの。」 耀司、そして芙美花、 「師長。」 「宮さん。」 宮前、顔を傾げて、 「でも、あ~~~ん。」 今度は目を瞑って。 「私…。ん~~。バカだわ~~。」 目を開いて。 「あのね。この前、耀司と芙美花に、麻友とのライ交換。」 汐梨、またまた目を真ん丸に。 睦美、目をキョロキョロと。 宮前、 「でも…。耀司も芙美花も、麻友には…。全然連絡。」 耀司、 「あ。あ~~。」 芙美花を見て。 芙美花も、 「あ。」 そして顔を左右に。 宮前、ふたりを見て、 「でしょう~~~。あ~~ん。私…。」 息を吐いて。 「麻友に言われたのよ~~。」 耀司、目を真ん丸にして。 汐梨、小さな声で、 「再婚相手…って。」 「あの家庭に私は入れない。」 宮前。 「そもそも、あの生活感に私、入れると思う…???…って…。確かに、娘さんが家事を完璧にやっている。…でも、今年は受験。例え、父親が、家事が出来なくても、何かしらの覚悟があっての事。そんな家庭には私は入れない。完璧だもの。それに。あの小さな女の子。あの家庭に、あんな小さな女の子がいるって言う事自体、普通なら考えられない。何かしら訳がある。理由がある。多分、これからの事も、考えていると思うし。かと言って、私の今の私生活から他の家庭の生活に入る気持ちはないって。」 耀司、口を窄めて。芙美花はただ下を向いて。 宮前、 「ふたりとも、麻友には連絡してないでしょ…???」 すぐさま耀司、 「あ、はい。」 芙美花は顔をまた振って。 「私、麻友に聞いたの。あれから連絡ある…???…って。そしたら、キッパリと。ないわ。当然でしょって。」 そして宮前、 「ほんと。私、馬鹿よね~~。麻友が祐里ちゃんにそっくりだからって。」 瞬間、睦美、ビックリ仰天の顔で。 そんな睦美に、汐梨、納得させるような顔で、コクリと頷いて。 睦美、汐梨の方に顔を。 汐梨、またコクリと。 睦美、顔を戻して、左手を口に。そして、キャビネットの写真の方を見ながら。 そして目を真ん丸に。 宮前、 「麻友なら、芙美花の新しいおかあさんになれる。…そんな考えを。…でも。」 耀司、 「師長。」 瞬間、宮前、 「え…???…あ。」 耀司、宮前を見ながら、 「うん。あれから俺、彼女に連絡は…。当然、芙美花も。ま。確かに。あの時は…。その…。いきなりの事だったから、俺も、芙美花も。」 芙美花を見ながら。 芙美花も父を見ながら、顔をコクリと。 「けど…。」 耀司。 「あの時は…。…確かに。…複雑な…。…でも、今、俺…。…それに、芙美花も…。」 その話に芙美花、父を見て、顔をコクリと。 耀司、 「俺たち、新しい生活に、入ろうとしてるんです。」 瞬間、宮前、目を真ん丸に。 「え…???」 汐梨、ニタッと笑って、 「良く言った。」 そして、いきなりソファから立ち上がり、 「宮前さん。」 宮前、いきなり後ろを向いて、 「え…???」 汐梨、立ち上がり様に、睦美に右手を。 「こちら、その、新しい生活に入るためのお相手です。」 ニッコリと。 瞬間、睦美、顔を真っ赤にして、口を両手で押さえて。 宮前、後ろでソファに座っている女性を見て、目を丸く、 「え…???…まぁ~~。」 そしてまた耀司を見て、芙美花を見て。 耀司、軽く頷いて。芙美花もコクリと。 汐梨、睦美にまた手を。 「こちら、眞鍋睦美さんと言います。」 睦美、思わず恐縮したようにコクリと。宮前も瞬きながらもコクリと。 汐梨、 「ま。ひょんな出会いかも知れませんけど。何とか、ふたりが、結び付く事になったかなと。」 宮前、女性と耀司を交互に見て、 「い、いつの間に。」 耀司、 「ま、まぁ…。その…。」 睦美の方に手を。 「…今…。お付き合いをしている…。」 コクリと。 「眞鍋…、睦美さん。…で、まぁ。眞鍋さんの家族とも…。既に。…ふれあいを持っていると。言う。…で。…芙美花も喜んで、いる。と。」 宮前、女性を見て、 「まなべ…、むつみ…、さん。」 睦美もソファから立ち上がり、お辞儀をして、 「眞鍋睦美と申します。」 宮前、 「あ、あ~~~。…と。耀司。…いつの間に…???」 ![]() ママでいい…。 vol,242. 睦美に右手を。「こちら、その、新しい生活に入るためのお相手です。」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.03.22 04:45:33
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