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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2025.03.23
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手書きハート 耀司、
「とぉ~~。」
顔を傾げて、
「付き合い始めは…。まだ…。」

睦美、
「2か月程度です。…でも…。出会ったのは…、半年前…。」

汐梨、
「うんうん。そのくらい、かしらねぇ。」
汐梨、宮前に、
「睦美さん。私の子供の。」
そこまで言って麻沙美を見ながら、
「音楽教室にピアノ、習ってるんです。その音楽教室の事務局員なんです。けれども、今は、ピアノ講師。」

宮前、目を真ん丸に、
「ピアノ講師。」

汐梨、
「はい。」

宮前、瞬きながらも、
「え…???…あ。」
そして、耀司を見て、汐梨を見て。そして、女性を見て。
「あ、あの。…ん…???」
顔を傾げて、
「…でも。…どうして、その…成り行き…???…と、言うか…。…その、ひょんなって…。」

「まぁ…。…つまりは…。」
耀司。芙美花を見て、
「事の発端は…。全て、芙美花のため、だよね~~~。」
芙美花を見てニッコリと。

父の声に芙美花、目をキョロキョロと。

汐梨、思わず微笑んで。
「まぁ…。そう、なるかぁ~~。」

宮前、キョトンとして、
「芙美花…、の、ため。」

耀司、
「でも…。これは…。」
そして今度は汐梨を見て、
「妹の汐梨がいなかったら、何ともなんなかったですけどねぇ。」

その声に、今度は汐梨、
「兄さん。」
何かしら照れ臭そうな顔で。

宮前、下から覗くような顔で、
「汐梨さん。」

耀司、
「要するに。まっ。師長も知っての通り。俺。まっ。仕事はリモートで日中は家で仕事。」

宮前、コクリと。
「うん。だよね。コロナから。」

「…でぇ。俺。家事出来ない。で、その家事を一切、任せっ切りなのが芙美花。」
「う、うん。」

「祐里子が亡くなってから。この1年。…もぅ~~、2年…近く、なるけど。」
耀司、芙美花を見ながら。

睦美はソファに座ったままで…。
汐梨は立った姿勢からソファに体全体を耀司に向けながら座り黙って話を。

「ちょっと、話は長くなるけど…。芙美花の修学旅行が切っ掛けなんだ。」
芙美花を見て耀司。

汐梨、思わずフィンガースナップ。
「ナイス。」

睦美も、汐梨に、
「修学旅行。あ、台湾の。」

その声に汐梨、睦美を見て、
「うんうん。」

宮前、
「修学旅行…。あ、そっか。高校2年。」
そこまで言って、宮前、
「ん~~。あ。え…???…でも、何でそれが…。」

「要するに。」
耀司。
「行きたくても、行けない…???…かも…???」
顔を傾げて。宮前、すぐさま、
「え…???…何で…???…何でよ。行けばいいじゃん。」
思わずムキに。

耀司、それを制するように、
「なんだけど~~。」

またしても宮前、
「え…???…何で…???…何で~~。」

耀司、
「つまりは。芙美花、祐里子が亡くなって、それ以来、全~~~~部、家事は自分ひとりで。しかも、それが当たり前のように。それに、肝心なのが友達との交流までしないで。まず、90%。学校での時間しか、芙美花には友達の交流ってなかったんだ。」

いきなり宮前、
「え―――――――――っ!!!」

「つまりは。それだけ芙美花、完璧に母親のやっている事を自分でやっていたって事。高2の女子が。学校が終われば買い物。まっ。確かに、そんなに毎日買い物しなくっても構わない訳だけど~~。掃除に洗濯。そして料理。そして宿題。勉強。俺がからきし、家事が出来ないから。逆に、やっても芙美花に迷惑掛けるだけ。だから。それを知って芙美花。」

宮前、
「あ~~ん。」

耀司、宮前に、
「まっ。3泊4日の台湾旅行なんだけど~~。つまりは。」
芙美花を見て、
「私のいない間の家の中。心配で心配でしょうがない。仮に台湾に行っても、旅行気分なんて。…だろうねぇ~~。」

宮前、芙美花を気の毒がって、
「芙美花~~。」

「まっ。でも、俺は行って来いっては言ったけどね~~。」

「で。」
いきなり汐梨。
「私に電話が来たと。高井戸家の台所。って。」

後ろを向いて宮前。
「あ、な~~るほど~~。」

汐梨、ペコリと。
「家も、近いもんで。」

「うんうんうん。」

「で。」
またまた汐梨。
「芙美花の修学旅行の間、家の事、頼むって。…で、めでたく、何の心配もなく芙美花は修学旅行。」

宮前、
「そうだったんだ~~。」

「けど。」
耀司。
「その続きがある。」

宮前、耀司を見て顔を傾げながら、
「うん。」

「まっ。当然ながら~~。芙美花がいない間。」
汐梨を見て、
「妹から家事は手伝ってもらった~~。けど。」

宮前、
「けど。」

「それからが、話が一転して汐梨のペースに。」

今度は宮前、後ろを見て汐梨を見て、
「え…???…どういう事…???」

汐梨、
「あん。つまりは、宮前さんも言う通りに、このままで高井戸家、いいのって事。要は兄さん、全く家事ダメだから~~。…って言って、芙美花は今年から大学入試に向けての受験勉強。家事を全部熟しながらの受験勉強なんてナンセンス。」

宮前、
「うんうんうん。そりゃあ~~、当然。」

「だから~~、私が高井戸家の。つまりは芙美花の代わりに家事をする。その条件に、兄さんに家事を教える。いつまでもこのままでいいと思うな。って。」




耀司、
「とぉ~~。」
顔を傾げて、
「付き合い始めは…。まだ…。」

睦美、
「2か月程度です。…でも…。出会ったのは…、半年前…。」

汐梨、
「うんうん。そのくらい、かしらねぇ。」
汐梨、宮前に、
「睦美さん。私の子供の。」
そこまで言って麻沙美を見ながら、
「音楽教室にピアノ、習ってるんです。その音楽教室の事務局員なんです。けれども、今は、ピアノ講師。」

宮前、目を真ん丸に、
「ピアノ講師。」

汐梨、
「はい。」

宮前、瞬きながらも、
「え…???…あ。」
そして、耀司を見て、汐梨を見て。そして、女性を見て。
「あ、あの。…ん…???」
顔を傾げて、
「…でも。…どうして、その…成り行き…???…と、言うか…。…その、ひょんなって…。」

「まぁ…。…つまりは…。」
耀司。芙美花を見て、
「事の発端は…。全て、芙美花のため、だよね~~~。」
芙美花を見てニッコリと。

父の声に芙美花、目をキョロキョロと。

汐梨、思わず微笑んで。
「まぁ…。そう、なるかぁ~~。」

宮前、キョトンとして、
「芙美花…、の、ため。」

耀司、
「でも…。これは…。」
そして今度は汐梨を見て、
「妹の汐梨がいなかったら、何ともなんなかったですけどねぇ。」

その声に、今度は汐梨、
「兄さん。」
何かしら照れ臭そうな顔で。

宮前、下から覗くような顔で、
「汐梨さん。」

耀司、
「要するに。まっ。師長も知っての通り。俺。まっ。仕事はリモートで日中は家で仕事。」

宮前、コクリと。
「うん。だよね。コロナから。」

「…でぇ。俺。家事出来ない。で、その家事を一切、任せっ切りなのが芙美花。」
「う、うん。」

「祐里子が亡くなってから。この1年。…もぅ~~、2年…近く、なるけど。」
耀司、芙美花を見ながら。

睦美はソファに座ったままで…。
汐梨は立った姿勢からソファに体全体を耀司に向けながら座り黙って話を。

「ちょっと、話は長くなるけど…。芙美花の修学旅行が切っ掛けなんだ。」
芙美花を見て耀司。

汐梨、思わずフィンガースナップ。
「ナイス。」

睦美も、汐梨に、
「修学旅行。あ、台湾の。」

その声に汐梨、睦美を見て、
「うんうん。」

宮前、
「修学旅行…。あ、そっか。高校2年。」
そこまで言って、宮前、
「ん~~。あ。え…???…でも、何でそれが…。」

「要するに。」
耀司。
「行きたくても、行けない…???…かも…???」
顔を傾げて。宮前、すぐさま、
「え…???…何で…???…何でよ。行けばいいじゃん。」
思わずムキに。

耀司、それを制するように、
「なんだけど~~。」

またしても宮前、
「え…???…何で…???…何で~~。」

耀司、
「つまりは。芙美花、祐里子が亡くなって、それ以来、全~~~~部、家事は自分ひとりで。しかも、それが当たり前のように。それに、肝心なのが友達との交流までしないで。まず、90%。学校での時間しか、芙美花には友達の交流ってなかったんだ。」

いきなり宮前、
「え―――――――――っ!!!」

「つまりは。それだけ芙美花、完璧に母親のやっている事を自分でやっていたって事。高2の女子が。学校が終われば買い物。まっ。確かに、そんなに毎日買い物しなくっても構わない訳だけど~~。掃除に洗濯。そして料理。そして宿題。勉強。俺がからきし、家事が出来ないから。逆に、やっても芙美花に迷惑掛けるだけ。だから。それを知って芙美花。」

宮前、
「あ~~ん。」

耀司、宮前に、
「まっ。3泊4日の台湾旅行なんだけど~~。つまりは。」
芙美花を見て、
「私のいない間の家の中。心配で心配でしょうがない。仮に台湾に行っても、旅行気分なんて。…だろうねぇ~~。」

宮前、芙美花を気の毒がって、
「芙美花~~。」

「まっ。でも、俺は行って来いっては言ったけどね~~。」

「で。」
いきなり汐梨。
「私に電話が来たと。高井戸家の台所。って。」

後ろを向いて宮前。
「あ、な~~るほど~~。」

汐梨、ペコリと。
「家も、近いもんで。」

「うんうんうん。」

「で。」
またまた汐梨。
「芙美花の修学旅行の間、家の事、頼むって。…で、めでたく、何の心配もなく芙美花は修学旅行。」

宮前、
「そうだったんだ~~。」

「けど。」
耀司。
「その続きがある。」

宮前、耀司を見て顔を傾げながら、
「うん。」

「まっ。当然ながら~~。芙美花がいない間。」
汐梨を見て、
「妹から家事は手伝ってもらった~~。けど。」

宮前、
「けど。」

「それからが、話が一転して汐梨のペースに。」

今度は宮前、後ろを見て汐梨を見て、
「え…???…どういう事…???」

汐梨、
「あん。つまりは、宮前さんも言う通りに、このままで高井戸家、いいのって事。要は兄さん、全く家事ダメだから~~。…って言って、芙美花は今年から大学入試に向けての受験勉強。家事を全部熟しながらの受験勉強なんてナンセンス。」

宮前、
「うんうんうん。そりゃあ~~、当然。」

「だから~~、私が高井戸家の。つまりは芙美花の代わりに家事をする。その条件に、兄さんに家事を教える。いつまでもこのままでいいと思うな。って。」









ママでいい…。   vol,243.   「事の発端は…。全て、芙美花のため。」

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最終更新日  2025.03.23 17:51:43
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