写楽湯遊

昨夜も実家の庭先でＰ泊。

何時もの様に５時前には目が覚める。

その為、昨日と同じように早朝の高田松原を散歩した。

奇跡の一本松を見上げながら、穏やかな日常を祈った。

一本松の先に見える新しい水門は避難路として車も通れるようになっていた。

散歩から帰ると妻の親戚の方が、松茸と大量のイチジクを持って来てくれた。

こちらに来る直前に樹からもぎ取ったそうで鮮度抜群である。

何個かは食べたが流石に食べきれない。

残りはワイン煮にする事にした。

水と砂糖を入れて煮る。

その後ワインを投入し、じっくり煮ると出来上がりである。

実家の皆さんも美味しいと喜んでくれた。

午後からは妻の高校時代の友人や幼馴染と再会。

幼馴染とは十数年ぶりの再会だった。

その方の自宅を訪ねたのは初めてだったが、訪れてビックリ！！

オーディオマニアだった。

妻も知らなかったそうだ！！

部屋はオーディオ機器で埋まっていた。

昔の家は津波で流され、それまでのオーディオ機器も一緒に全て流されたしまったそうだ。

そのため震災後、新しい家に移り住んでから集めたそうだ。

これに費やした費用は昔の１／５程度と言う。

趣味の世界は広くて深い。

価値観はその人しか分からない。

しかし、このおかげで退屈する事が無いと言う。

効く音楽ごとにアンプとスピーカーの組み合わせを変え、好みの音にして聞くそうだ。

美しい音色を次々と聞かせてくれ、時間が経つのを忘れるほどだった。

そして、再会を約して別れた。

３年振り帰省、妻は懐かしい人たちとの再会を果たし満足したようだ。

しかし、何時までも滞在するわけにもいかない。

明日は実家を離れる予定である。