秋の個人面談で、
生徒のご両親とお話をした時のことを書きます。
重要なことは全て話し終え、席を立ちかけた時ことです。
あるお父さまから、
ある女の子の生徒について、
とてもいいエピソードを聞くことができたので、
文章に残しておこうと思います。
こんなお話でした。
「数日前、こんなことがあったんです。
自宅で家族全員がゆっくりしている時間でした。
娘は弟と楽しそうに遊んでいました。
私は、塾のテスト直しを始めないかな、
と思って様子を見ていたんです。
早くやってしまったほうがいいぞ、と思って。
そろそろ声をかけようかな、
と思った、ちょうどその時でした。
娘がさっと遊ぶのを切り上げて、
机に向かう準備を始めました。
それで、私に言ったわけじゃなく、
こんなことを何気なく口にしました。
「さっ、そろそろ、やろうかな。
もう引っ張るのも限界。
そろそろ、パパが怒りだす頃だから」
別にイライラしていたつもりもなかったのに、
それを見破られたというか、
1本とられた
手玉にとられた
という感じがしました」
どうでしょう、
メチャクチャいいお話ではありませんか?
僕はとてもいいお話だと思い、
思わずメモをとって、
しかも勝手にブログの記事にしてしまいました。
(ごめんなさい!怒らないでくださいね!)
子供が成長し、親が思いもかけないような行動をとり始めるということ。
それでこそ、大事に大事に育ててきた甲斐があるのでは、
と思いました。
ひな鳥も、いつかは飛び立つ、ということですね。
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