ららみ先生のピアノのおけいこ

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もう僕を褒めないでください!思春期男子の難しさ

2021-11-19 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

前回の続きです

 

「もう僕を褒めないでください。」
と言ったルイ君(特別支援校・中2)

私は、ルイ君の気持ちを尊重しようと思いました。

ルイ君は広汎性発達障がいではありますが
中学2年生の男子です。

その事を、忘れてはいけないのです。

 

何らかの症候群を持っている子は、
表現力は幼いのですが、

頭の中では普通の子と同様、
様々な事を考え、悩みを抱えています。

この事は、私が障がい児教育に携わるようになり、
1番痛感したことでした。

 

その事は、頭では分かっているのですが、

ルイ君を目の当たりにすると、
つい、可愛い笑顔が見たくて褒めてしまう。。。

そんな私の態度が、
もしかしたらルイ君を傷つけたかもしれない。。。

そう思うと、申し訳ない気持でいっぱいになりました。

 

そんなレッスン室の出来事を、
玄関までお迎えに来られたお母様にお伝えしました。
(ルイ君は、先に車に戻ってもらいました)

「ルイ君に、もう褒めないでください、
と言われてしまいました。
これは、自分はもう子供ではない、と云う
成長の表れだと思います。」

 

私がそう伝えると、
お母様は、少し涙ぐまれました。

「それは良かったです。
ルイも成長しているのですね。」

「そうですね。ルイ君は可愛いので、
つい褒めたりしたくなるのですが、
これからは心して接しなければ、と思いました。」

「ありがとうございます。
ルイの心は全然読めないので、
そのように解説して貰えると助かります。」

「思春期の男の子の気持は分かり難いですものね。
お互い、ルイ君の情報を共有しながら、
一緒に成長を見守りましょう。」

 

 

思春期男子の気持ちは、本当に難しいのです。

大人と子供の間を
行ったり来たりしているからだと思います。

発達障がいのお子さんも例外では無く、
むしろ、より一層 複雑な思いを感じているような気がします。

その点を留意して、
ルイ君のレッスンをしなければ、
と思った出来事でした。

 

 

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