なんじゃもんじゃの木

つたない文章ですが、お付き合いいただければ幸いです。

ネコの目 (29)

2020-03-04 15:11:26 | 小説
 ぞわっ
 全身総毛立つほどの気を連れている人に会ってしまった。
 いつもなら事前に避けられるんだけど、知人のところに来た人だから、
個人的には避けようがない。
 (見えてないよねぇ。。。ヤバいな、このひと。)

 知人とその人が会話を始めるが、その人に纏わりついてる気が、ユラリと動く。
 こういう気を纏ってる人って、まず自己中心的だし、他人利用するし
ロクなことがないから係るのも嫌なのだが、私の目の前で起こってることには
知らぬ顔も出来ないしなぁ。。。
 (面倒だなぁ。)
 仕方ないから黙って「纏わりついている気」の方に仕掛ける。
 私がこの場にいる限り知人に手出しさせないし、この後、知人に手出ししようものなら
どうなるか分からせる。
 (おとなしく引いて下さいね。)
 私が自分の気配を開放したら、気を纏っている人が反応した。
 用事を思い出したから帰るそうだ。
 (もう来なくていいよ。)
 私の方が先客だったから、その人が帰るのを見てから、残していった気を掃除しておいた。
 たぶんもう二度とここには来ないと思うが、一応結界張りますか
 人の良い知人が利用されるのはみたくないしね。
 ついでに知人の守りも激励しておきました。
 (激励ですよ。脅してませんよ。)
 
 

1 コメント

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Unknown (みーくん)
2020-03-05 10:09:39
久しぶりの投稿

まだまだ
エピソードありそうですね。

たのしみ。
これは現実のお話かな?

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