音楽の森とタイニーハウス

茨城県山間部のログハウス&音楽研修施設

すっぴんの魅力 PASSAT WAGON 2.0(2001年)

2023-01-12 | マニュアル車に乗る
前に乗っていたPASSAT WAGON 2.0  
ノルディックグリーンメタリックの色がなかなか渋くて
よく誉めてもらっていました(これが結構問題なんですが)

世田谷のHONDAディーラーに知人がいたので、
ホンダ車以外の下取りがあるとよく連絡をもらってました。
国産ディーラーから外車の下取り車を買うと実はものすごく安いんです。
自分のなかでは「あ~ら奥様CAR」と呼んでいます。

「ね~パパん、もうこの車飽きちゃったぁ~」
「お~そうか、んじゃこんどは◎◎にするか」

東京の上級マダムはあんまり距離乗らないからもういらないとか、
色が気に入らないとかで乗り替える場合も多いんです。
そういった車を裏ルート?で引き取って、3~4万キロ
乗って次に行く。というのが自分のパターンです。

自分が好きなのは欧州車で廉価グレードのチープタイプ。
これが日本ではなかなか輸入が少なく、特にサイドモールが黒い
やつが好きなのですが、めったに流通がありません。
ディーラーはハイグレードしか輸入しない、つまりそれでないと
利益が出ない、ということなのでしょう。

このパサートは道具感があってすごく気に入ってました。
決め手は「プライバシーガラス」じゃないことです。
これは結構重要で、後ろが黒いと無粋ですし、追突される
確率が上がります。

でも以下のようにいろいろと問題がありました。
それぞれがかなり致命的です。

1.重くて長くて低くて遅い、の「四重苦」
2.ライトが暗すぎる(マジにすごく危ない)
3.シートが珍しくフカフカでサスも柔らかい
4.色が暗いので他車からの視認性が悪くて危険
5.エンジンオイルが1000㎞で1リットル減る!

7万キロ後半でチェックランプが付いたのでサヨナラに(+_+)
外っ面だけチープアップとか言ってる場合じゃありません。
古い車~まともに走んなきゃアップもダウンも無いです。

ドレスダウンとかチープアップという概念は高級グレードへの
カウンターなので、こういった廉価グレードは車のコストダウン
が逆に幸いして「やってる感」がないことが魅力です。

ダウンとかアップとかは、そういったことをファッションで
やること自体が力が入ってる証拠になってしまって、結局は恥ずかしい
感じがします。よくある「黒テッチン+ヤキマのルーフキャリア」なんかは
、もうそれ自体が様式美になってしまい残念にも思えます。

昔はやった「丘サーファー」なんてありましたね。
いまはこれがヤキマのルーフキャリアになっただけ。
ようするに「丘キャンパー」キャンプなんてめったに行きません。
こういうのって意識高い系の人のセンス?の発露かも。

このパサートにキャリアを乗せるなんて思ったこともありません。
ワゴンだからというのもありますが、キャリアをファッションで乗せたら
「洗車機が使えない」ってことになります。

よく「ファッションはやせ我慢」と言いますが、洗わないのはどうなのか?
欧州車のキャリア付き廉価グレードは道具としてのカッコよさもありますが、
キャリアを乗せたら「洗わない」という覚悟のカッコよさ、そういった
決意表明がまずは必要なんじゃないでしょうか。


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