私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

カマキリ2種、そして季語「蟷螂」との葛藤

2021-09-21 17:07:38 | バッタ・コオロギ・カマキリなどの仲間
2021年9月21日(火)

コカマキリ  40mmほど

20210917

裏の荒神社の蕗野原近くを歩いてると、ピョコンと飛び出してきて・・・
そそくさと隠れようとするから首根っこをつかまえて・・・
明るい所へ置いた。

前脚の赤丸()で囲んだところに、はっきりと黒と白のデザインがある。


コカマキリで間違いなさそうだ。

少しばかり逃走を試みて、観念したのか・・・


「闘いまっせ~っ!」と、じっと威嚇のポーズなんだろうなあ。

なんとなく間が抜けてるような顔つきのような気がせんこともない。



オオカマキリかな?  70mmほど

20210919

チョウセンカマキリかもしれない。
つかまえてないし、細部をキチンと確かめてないのでわからない。

笹原にいて


「しまった! 見つかっちゃった!」とばかり


暗い方へ暗い方へと、逃げてく。


どうやら、飛んで逃げてくのは得意ではなさそうだ。


私の「カマキリ」に対するイメージは、上に書いた通りなんである。

鈍くさくて、素手でつかまえやすくて、前脚の鎌という武器も人の手にかかったら痛くもかゆくもない。
コイツらが虫をつかまえるときも、とても慎重そうにみえる。
さほど補虫率も高くなさそうにみえる。

スズメバチたちのような攻撃性も毒もなく、シオヤアブなどの大型アブとかオニヤンマたちとかのような敏捷性もなく・・・

一方、書籍やネット上での『最強の昆虫ランキング』なんてのに、カマキリは必ずベスト10入り。

俳句の世界でも『蟷螂(とうろう・カマキリ)』は秋の季語。
・前脚で虫をつかまえムシャムシャと食う。
・交尾後にオスはメスに食われてしまう。
なんてのが、まず大概の歳時記に書かれてて・・・

幼稚で短絡的な観察とイメージだと笑われるかもしれんけど・・・
私にとって、カマキリは『もっと弱っちくて鈍くさい虫』という気がしてならんのんである。
ハリガネムシにもあやつられ、水死させられてしまうしなあ・・・

夏井いつきさんの『よ句もわる句も』の今月末までの兼題が『かまきり』
どないしょ?
噛み合わぬまま投句するんかなあ・・・

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4 コメント

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Unknown (明)
2021-09-21 18:28:53
わぁ~! プロのお写真とプロの解説、ありがとうございます
<(_ _)> へぇ~…歳時記やプロの俳人とは少し違う見方もあるのですね。勉強になります。
ここにコメントなさる方々のSNSも見に行かせていただくこともあるのですが、人の暮らしや関心事、価値観の多様性が、想像以上に広く大きくあるんやなぁ…と、しみじみ感じる毎日です。
このブログを読んでいらっしゃる生き物に詳しい皆さまは、きっと俳句もうまくなられると思います。カメラを向けた関心のある虫なら虫が季語、周りに入れる葉っぱ等が残りの12音とすると、皆さまカメラワークがうまい。これは俳句作るのに少し似ているような気がします。そういう方々は「蟷螂」でもいい句が出来るのでは?…ちょっと近くの公園、行って探して見てみます(^-^)
私はカメラとかセンスないからダメなんですが、頑張って考えてみます<(_ _)>
明 惟久里さんへ (私魚人)
2021-09-22 17:46:23
私、撮影も昆虫もただのシロウト爺ですので・・・
あくまで私の感覚にすぎませんから。

肉食性昆虫も多くいることは確かです。
その中でも、カマキリは顔つきも独特だし、大きいし、摂餌行動がよく目立つでしょうね。

撮影をすると俳句のタネができそうな気になるのは確かです。
こうして、俳句の良き先輩とやりとりさせていただけることは望外の喜びです。
Unknown (blue-wing-olive)
2021-09-22 19:20:41
私が子供の頃からカマキリに対して感じていた、違和感。
この記事を読んで、その理由が分かりました。
鎌状の手と昆虫食という凶暴なイメージが先行するけど、その実態は動きは鈍く、身体つきもけっこう華奢で、ぶよぶよの腹部はかなり無防備。仰る通り、人間に対する鎌の攻撃力は取るに足らず・・・
待ち伏せ型の捕食形態というのもあるのでしょうね。
blue-wing-oliveさんへ (私魚人)
2021-09-23 16:39:07
共感していただけることが嬉しいです。
カマキリたちは外敵に対してとても臆病な昆虫に思えてならないんですよね。
ま、こうしてあらかじめ書いておくと、俳句で没になったときの言い訳にもなりますから(笑)

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