私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus の斑紋型

2022-08-05 17:51:44 | 純淡水魚
2022年8月5日(金)

カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus 斑紋型

20220717

所用を済ませた後、河川公園で30分ほど一休み。
もちろん自由に川遊びできる公園みたいだけど、念のため事務所を訪ね管理人さんの笑顔と許可をいただいてのこと。

階段を下り、水深30cmほどの人工的に敷石をしていた清流ですぐ採れた。


このカワヨシノボリ斑紋型は、吉郷(2011,2015)が提唱していて

従来のカワヨシノボリ無斑型とは、形態も分布域も異なるカワヨシノボリとされている。

今のところ、カワヨシノボリは1種とされているけれど
通し回遊魚である他のヨシノボリ類が十数種に及ぶほどの種分化をしている訳だし
純淡水魚化してるカワヨシノボリは、河川系ごとに陸封され、永年にわたる隔離の状態なのだから
より種分化は進んでいると考える方がまともな気がする。

実際、赤石型,富士型,壱岐佐賀型などなど、いくつかの型が提唱されている段階みたい。
ま、形態的特徴がそのまま遺伝子解析の結果とつながらなかったりすることも多いし
結論を急ぐことはないけど、地域・流域ごとの「特色ある生き物」は「その地域の宝物」であることに変わりない。

もう一度、斑紋型を載せて


同じ中国地方で割と近くの流域にいた無斑型と比べてみる
コイツも無斑型


割と体の模様がカラフルなコイツも無斑型


ついでに我が町の無斑型(夜撮影)


もうお分かりですよね?
第1背びれに青白の模様が入るか否かで判別するのが一番ラクみたいです。

もちろん、撮影終えたら元の場所へ感謝とともに放すのは当たり前の礼儀。

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