ペットのお墓、ペットと入れるお墓

大切なペットは、死んでしまった後でも、いつまでも自分のそばにいて欲しいものです。

また、自分が亡くなったときには、遺骨をペットと一緒に埋葬して欲しいと願う人もいます。

■ペットのお墓

埋葬の方法や手続き、要件等については「墓埋法」という法律に定められています。

しかし、ペットの埋葬について定めている法律は、今のところありません。

ペットのお墓【ペット墓石】

自宅の庭に埋葬する

自宅の庭にペットのお墓を作ることに対して、法律上の規制はありません。

ただし、自治体（地区）の方で禁止している場合もありますので、事前に確認する必要があります。

自治体に引き取ってもらう

住んでいる地域の役所に連絡をすることで、引き取ってもらうことも可能です（有料）。

引き取った後の処理のしかたについては、自治体により異なります。

彼岸のときに、参列可能な合同慰霊祭などを実施してくれる自治体もあるようです。

ペット霊園・納骨堂

ペットの葬儀、埋葬などを引き受けてくれる業者や、ペット用の納骨堂などもあります。

しかし、ペット霊園・ペット納骨堂がらみのトラブルが多いことも事実ですので、注意が必要です。

■ペットと入れるお墓

ペットと一緒に入れるお墓というのは、まだまだ少ないのが現状です。

一緒のお墓に埋葬する

ペットの遺骨を埋葬するには、墓地管理者の承諾が必要になります。

逆に言うと、はじめから「ペット可」を謳っている墓地であれば、墓石にペットの名前を刻むこともできます。

さらに、「ペット可」の墓地であれば、ペットが先に亡くなった場合にペットの遺骨だけを先に納めることも可能となります。


ですので、ペットと一緒の埋葬を考えているのであれば、墓地選びの段階で「ペット可」の墓地を選ばなくてはなりません。

副葬品として納骨する

故人を埋葬するときに、ペットの遺骨を副葬品として納骨する方法もあります。

しかし、ペットの埋葬自体を禁止している墓地では、副葬品としても認められないことが多いようです。

前世の行いにより動物に生まれ変わるという宗教観から、動物の骨を嫌う人が多いのが理由です。