高齢者の暮らし、あれこれ

親の介護が一段落し、介護予備軍の夫との日々

ボケる不安

2021-11-23 09:03:00 | 夫のこと
本を一つ読み終わった。
最後の数ページで、
(あ〜、そういう事だったの) 
で、ジンワリ感動が広がった。 

物語で重要な人物が、
認知症を発症していた。 

人格者で、大会社の重鎮。
密かに診断を受け、
“完璧な幕引き” のため、心を砕く。

自分の欠けていく “記憶” に、
不安になりながら、メモで乗り切ろうとする。📝
そのうち『メモする事』も忘れ、
呆然とする姿。 

それを読みながら、
母を想い、夫を思う。 

母が “混乱” して困っている姿を見て、
お母ちゃん、
何も心配する事ないよ。
私が全部把握して教えてあげるから。 

母は、
弱々しく笑って、「ありがとね。」と言った。
でも、私は “本質” を分かってなかった。 

母の不安は、
自分の頭が、以前のように働いていないことへの不安だったのだ。
“娘が教えてくれるから、いいや” で解消することではなかった。
それを分かってあげられず、
何も考えなくてもいいよ。 
母の “混乱” に拍車をかけてしまった、かも。

夫は、突然不機嫌になる。
私は、それがとても厄介なことだと思う。
(全く、扱いにくくってしょうがない) 

が、
夫の不機嫌は、『自分に対しての怒り』なのだと思う。
不甲斐なくなってしまった “自分” への不安。 

『ボケる』が『痴呆症』に言い換えられたけど、
初期は、『惚ける』のではなく、
『記憶の欠落』という “欠陥” なのだと思う。
それに気付く “正常な脳” があるから、不安に思う。
「なんでこんな事も出来なくなったんだ。」 

夫にどう対応したらいいか?
まさに試行錯誤だけど、
なるべく “夫の落ち込み” を少なくしてあげたい。 
(というのは、理想 )

『静かなるバトル』 → 『壮絶バトル』にならないよう、
適当に息抜きして、

    





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