「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オークション情報~スピーカー・DAC編~

2022年06月24日 | オークション情報

オーディオ人生の締切時間が刻々と迫っているというのに、能天気のまま永遠に時間があると思っているのが傍からみると滑稽かもしれないですね(笑)。

その如実な例が「ネットオークション」でいまさら購入しても「時間切れ」なのにいまだにチェックしてつい触手を伸ばしたがる。

1 タンノイのモニターレッド12(口径30cm)



タンノイのユニットは周知のとおりマグネット部分の色彩によって「ブラック」→「シルバー」→「レッド」→「ゴールド」→「HPD」→「?」と変遷を辿っているが、音質もこの順番で劣化していくと言われている。

いや「劣化」という表現は不適切で「タンノイらしさが失われていく」といった方が正確かな。

我が家では「スピード重点主義」なので口径38cmのユニットは(音声信号に対する反応が遅くなるので)使わない主義だが30cmのレッドとくれば取り付けられる箱もあるしお値段次第では手に入れてもいいかなあ~(笑)。

で、入札の状況を注意深く観察していたらあっという間に許容の範囲を通り越して最終的には「336、000円」へ。

意外の高値に驚いたが、「レッド」でそのくらいだから「シルバー」なら軽く2倍はいくかもしれない。

いまだに「タンノイ古典型ユニットの人気衰えず」といったところですか。

で、興味深いのが現在出品されている「AXIOM80」(オリジナル)で、30万円の開始価格なのに入札者が1名もいなかった。



立派な箱にまで入っているのに人気が無いのはどうして?

少なくとも「モニターレッド」より音質が上だと思うので、このお値段なら飛びつく人がいてもちっともおかしくないと思うけど、うまく鳴らすのが難しいというのが知れ渡っていて、敬遠されているのかな。

たとえば、この箱は板が厚すぎるようで自分なら響きを良くするために「1.2~1.5cm」の箱を自作して入れ替えたくなるし、手間と時間をかければかけるほどうまくいった時の喜びは倍加するのがオーディオだし、それにヴァイオリンの艶やかな響きはどんなユニットにも負けない。

何しろ「20億6千万円」のストラディバリウスに比べればメチャ安いと思うんだけどなあ(笑)。

2 DAC「A22」(GUSTARD)

昨年(2021年)の7月にネットで購入した「A22」はどうやら最後の1台だったようでその後はずっと在庫切れが続いている。

定評のある「旭化成」の半導体「AK4499」がデュアルで使われており、このチップが火事災害によって再生産不能とくればこのDACの希少価値が増すばかり。

で、このA22がこのほどオークションに出品されていた。

もちろん購入するつもりはないが、どのくらいの相場か知りたいので要注目。

売るつもりはまったくないが自宅の相場を知りたい心理とよく似ている(笑)。



で、落札価格といえば「15万1千円」で、自分が購入した時よりもわずかだが値上がりしているのはご愛嬌(笑)。

ところで、つい最近の日経新聞に次のような記事があった。



あと2~3年もすればより高性能のチップを使った「DAC」が出現する可能性が高いようで、まさにデジタルは「日進月歩」ですね。

それにひきかえ、スピーカーと真空管はこれまで技術的進歩がなく古いものほど性能がいい。

芭蕉が唱えた「不易流行」ってこのことかな?


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