すーさんノォト

日々思うこと。
五七五で言ってみる。

青葉闇

2020-05-05 00:30:18 | 日記
一昨日、気持ちがもう限界だった。
未曾有のウィルスに世界中が大騒ぎになって、何ヶ月経ったことだろう。
皆がそう、我慢のとき、いい歳して
我慢ができないとか、わがまま言ってんじゃない!
それは承知している。
小学生の孫たちの方がよっぽどストレスは溜まっているだろう。
突然の、休校。外出はままならない。ともだちとも遊べない。
楽しみにしていた、映画もカラオケも買い物も全て禁止。
家でおとなしくしていなさい。
ただし、決められた課題、勉強は、自主的にしなさい。
ゴールデンウィークには毎年楽しみにしていた、恒例のファミリー女子会旅行。好きなところ、行ってみたい旅館、このころにはこの異常事態も収まり、楽しいゴールデンウィークに、きっとなると思っていた。
だが、叶わなかった。
全て駄目に、なった。
10歳の孫は久しぶりに、キッズ携帯で、友達に電話をした。何と嬉しそう。いつまでも話は尽きない。
そろそろ切らないと、お友達のお母さんから叱られるんじゃない?
自分の母親からも、電話代が高い!誰に長電話したの?とか言われないか?とばあばは少し心配する。
切ったあとは、ハイテンションの孫。楽しかった〜。〇〇ちゃんに会いたいなぁ。友達に会いたい。を連発。孫の嬉しそうな顔をみるのは私も嬉しい。幸福な気持ちになる。
そこはよかった。

冒頭の「気持ちの限界、我慢の限界」は、家事に1日中縛られるから。
三度のご飯を作り、後片付けを三度。孫達がいる場合は、プラスおやつ二回の用意と、後片付け。
でも本当にストレスになるのは、夫が家にずっといる事。三度三度の食事、後片付けを当たり前のように私一人のやるべき事と位置づけ手伝うなんて発想が微塵もない。
風呂掃除くらいしても良さそうなものだが一切やらない。
冗談めかし、風呂掃除してくれたら助かるんだけど、と何度か言ったが、やる気配なし。
とうとう不満が口をついて出てしまった。大きな声で独り言。愚痴をぶちまかす。
「あー!ご飯なんて作りたくない!
あー嫌だ!もうほんとにご飯なんて作るのうんざり!!!」
しかとやつの耳に届く。
やっと気づいたのか。
作らなくていいよ。俺は別にそんなに作れなんて言ってない。
孫が泊まるからって色々作るから無理がくるんだ。

まぁ、それもあるけど、孫がいなくたって、三度三度作って洗い物しての繰り返しの毎日。気晴らしのモール通いも、月一の天神行きも、とうとう、春の帰省も、そしてゴールデンウィーク恒例の旅行も全てできない。
もう心身破裂しそうなのだ。

家事なんかやってられるか!が本音。
そしてその夕方、もう一つ事件が起きた。
孫娘の父親が、じじばばの家に泊まることの多くなった娘に、30分だけ、話がしたい会いたい。と電話をしてきた。夕飯前の30分、車の中で二人で話したいそうだ。
モヤモヤが頂点に達した。(八つ当たりではないです。念のため)
我が子が一晩二晩居ないだけで会いたい、話がしたいって、なに?
ならここで、我が家に来て話せばいいでしょう。
ばあばの家に、そんなに泊まったらお父さんは寂しいよ。〇〇がいないと帰る楽しみがないよ。と言いたいのか?
じじばばに懐いてしまうのが不快なのか?当たらずとも遠からずのこのお方。ちっとも治りませんなぁ。この長女を溺愛するあまりに、他の家族をないがしろにしたり、長女の問題行動を妻のせいにしたり。
怒りがふつふつと沸いてくる。
でも孫には、そんなことは勿論言えない。言わない。
なので「お父さん、〇〇と話したいんやろ?30分じゃ無理だし、今日は泊まらないで帰ったら?
明日また泊まりに来たらいいよ。」
孫、憮然としながらもうん、と頷く。
のろのろと、リュックに荷物を詰め帰り支度。
ほどなく父親登場。玄関先の車の中で話すのか、ドライブしながら話そうということだったのか知らないが、
私が、〇〇ちゃん帰るって言ってますよ。と言うと、「あっそうですか!」
が現れると、開口一番
「帰ってきてくれると?!」と大声で満面の笑み。あまり表情が変わらない、しずかな口調のこの人、こんなに笑うのか!こんなに喜びをあらわにするのかと驚く。
発した言葉に引く…ドン引き。

あっ良いよ、泊まっておいで。ちょっとだけ話があっただけだから。

と言うと思っていた。
この人のこの娘に対する愛情の表現には少し辟易する。正直ヘン。
そのおかしな接し方が、この子の正常行動を邪魔している。
と、どうしても感じてしまう。

まぁ、孫は孫。私は分相応に婆さんの立場をわきまえましょう。
玄関で、ずっとばあばの手を離さない孫を、明日また遊ぼうね。バイバイと、そっと手を外す。

孫が帰り、夫も呆然。
孫の為、家事をしたくない私の為、テイクアウトの焼き鳥やらなんやらかんやら買ってきたが…
多すぎて、いっぱい余って。
それもまた、愚痴の材料。

後片付けも、急に少なくなったその日の夜。

こんなばあばに、天罰がくだる。
いつもの右膝のズレ、それが治ったと思ったら、左足、左膝、に激痛。
立てない。歩けない。足を曲げても伸ばしても激痛で呻く。
やっとの思いで入浴、就寝。
二日経ち少し痛みが収まり、立つ時、段差の時、痛むがだいぶ歩けるように、なった。
原因不明。まぁ老化現象かな。
でも天罰かもね。娘曰く
不満、愚痴ばかりいってると不幸を呼ぶ。ありがとうを二万五千回を目標に、毎日何回、何十回と言い続けると幸せになるとか…
難しいな…。私には。







春雷と雨 帰る子の顔 硬きまま


牡丹の盛り 浮かぬ心と 左足

 

(浮かぬ心は、ともかく、浮かぬ左足とは?(笑))   



優し外観 本音はどこに 青葉闇










短夜(みじかよ)

2020-05-03 16:08:56 | ひとりごと



春蘭や 真夜には雨の 来る気配









 短夜や 子と湯に浸かれば 長ばなし







眠る子に 蹴られていて 明け易し













四月終わる

2020-05-01 11:01:48 | 日記



ひとことの 言の葉ゆかし 夏に入る






言の葉の 積もりつもりて 四月尽









春落葉 詮無きことは 振りはらい



長かった四月が終わり、爽やかな季節到来。
昨日から夏日になり、今日も最高気温は27度予報。
コロナ禍は以前、収束のめども立たない。
学校再開も、二転三転。結局は未だ結論が出ていないよう。
小5と小2の孫たち、新学期を迎えてないので、なんだか未だ小4と小1の気分…かも。
上の子は、去年9月からの、ある事故以来
学校へ行けなくなっていた。
登校はなんとかするものの、ほとんどが保健室で過ごす。
日々の生活全体がそれまでと一転。夜も眠れない。両親の苦悩苦労は計り知れなかった。
爺婆はただ見守るだけ。心は痛むばかり。
でも一番苦しいのは本人、小さな胸の中は悲しみや悩みでいっぱいだったろう。
解決も回復も未だ途中段階。
だが、少しづつ笑顔が増え、心中をぽつぽつ話してくれるようになった。
昨夜も、突然ばあばの家に泊まる、と言い、慌てて夕飯のメニュー変更。(カレーだけど😂)
いつもの自由でお気楽時間は、なくなったが、
この子との会話は、とにかく面白く楽しい。
体は疲れても、多分脳は活性化するんだと思う。
一緒にお風呂に入り、お喋りする。
すると、突然、こういう経緯に至った訳を話し出した。
いつ、何故こんな風に学校へ行けなくなったかを、自分なりに分析し、整理し話ができるようになった…のかもしれない。
しっかりしている。婆馬鹿ではあるが、もともと
頭の良い、優しい気遣いが出来る繊細な子。
その分(かどうかわからないけど)神経質で、考え過ぎる傾向、感受性も強く、ナイーブ。
生き辛いだろうなぁと予想はしていた。

でも、なんだか一筋の光を見た気分になった。
これだけ自分をわかり、今を受け止めてる。
大丈夫!
きっと道は開ける。この子に見合った人生は必ずある。
人の心がわかり過ぎて、辛いだろうが、それがあなたの良さだよ。これからいっぱいあなたをもっと理解する人、友達に出会える。
とにかく歩いて行こう。
ばあばは、微力ながら、背中をそっと押す…
いや、撫でるだけ、かもしれないけど。






ゴールデンウィーク始まる

2020-04-26 20:36:20 | 日記



我慢週間てふ 黄金週間







蝶の昼 鳥獣戯画の 珈琲碗






                香漂うて こだわり茶房 夏隣



ゴールデンウィークが始まった。
コロナ禍の終息は、丸で見えない。何処へ行くことも出来ず、全く自由を失った大人と子ども。
いやわがままは言うまい。
コロナは怖い。著名人が亡くなるニュースが続く。
この近辺、我が市では、感染者は発表されているのは一人。
年寄りが多いこの村。どちらかと言うと、危機感のない人の方が多い気がする。
けれど、テレビの影響はやはり絶大なんだと思う。
身近じゃないのに、身近に感じる、女優、有名人のコロナ犠牲者に、やはり
恐怖が募るのは当たり前。
道行く人は、あまり見かけず、スーパーのレジはビニールで覆われ、清算を待つ客は、足跡マークにきっちり並ぶ。
自然に身についてしまう不思議さ。
棚の商品は、相変わらずガラ空きが目立つ。
なんて事もない食料品さえ、売り切れてる場合もある。
マスクの中で、大きな溜息が出る。
仕方ない。我慢我慢。日本中皆我慢。
[ golden week]のG=我慢
W=週間   で我慢週間。
こちらの地方紙の、今朝の朝刊より。

楽しい事や面白い事は、自分で見つけよう。
弟のインスタグラムの絵が、面白い。
色が綺麗。中でもコーヒーカップシリーズ(勝手に名付けた(笑))
これがいい!
馴染みの喫茶店の、マスターこだわりのカップの素晴らしい事。綺麗な事。
凄い高額のものもあり、毎回目を惹く。
特に私が好きなこのふたつ。
鳥獣戯画のカップと、紺の朝顔の花のカップ。ほんとはまだまだあるけど。😊
コーヒーは勿論美味しい。
マスター手作りのケーキや、茹であずき。これがまた絶品という。
いつか行ってみたい、この地からは遥かに遠いところではあるけれど。








42年10ヶ月

2020-02-07 14:19:13 | ひとりごと




雪女郎 過去の怨みを 凄まじく


寒月の光 吾の罪を あぶり出す


凍て返る 頭痛薬など 効かぬ夜