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カテゴリ:【本】芸術、美術、博物館
ミュージアムグッズ愛好家の著者による本。
美術館、博物館、水族館、動物園などで売っているグッズが紹介されています。
『ミュージアムグッズのチカラ』 大澤夏美 国書刊行会
全ページ、カラー印刷。 写真も複数あり、気軽な気持ちで楽しく読める本です。
グッズの開発秘話のインタビューもあり、グッズ制作の裏側がうかがえます。
インタビューの中で書かれていた
「最後の展示室がミュージアムショップというような気持ちでいます。」(p.15)
「ミュージアムショップのコンセプトは「もう一つの展示室」」(p.43)
「ミュージアムグッズ、ミュージアムショップは展示の一環だと思っています。」(p.81)
という部分を読むと、著者が「はじめに」で書いていた
「ミュージアムショップはただの売店ではないですし、ミュージアムグッズはただの雑貨ではありません。」(p.4~5)
という考え方に納得できます。
ちなみに、私が美術館や博物館に行った時、一番よく買うのはポストカードです。 軽くて、かさばらず、一目で作品を思い出せるところが気に入っています。
あとは、クリアファイル。 美術館の展覧会の図録は、買ったり買わなかったり。
それ以外のグッズは、たいてい少しだけ見て通り過ぎてしまいます。
でもこの本を読むと、今まであまり注目してこなかったそれら一つひとつにも、多くのこだわりがつまっているんだろうなぁと想像できます。
美術館の大規模な展覧会だと、売り場が混雑していて辟易してしまうのですが、この本で紹介されているのは企画展とは関係なく一定期間購入できるグッズ。
そうしたグッズ全般を、次にどこかに行った時には、じっくり見てみようと思いました。
余談ですが、水戸芸術館現代美術センターのインタビューで出ていた佐藤麻衣子さんは、以前読んだ本 『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』 川内有緒 集英社インターナショナル に出ていた、著者のご友人「マイティ」さんでしょうか?
図書館で借りた本で、既に返してしまったので確認できないのですが……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.25 00:00:09
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