午後からの天気が心配だが、今日の甲子園はベストエイトが揃う
選抜準々決勝。東北1、関東3、北信越1、近畿2、四国1の8校。
唯一の県立高校、徳島の阿南光と石川・星稜の第一試合が始まった。
その後は東北・関東の東日本対決が2試合続き、第4試合は近畿
の隣県同志、大阪桐蔭と報徳学園が闘う。テレビの前を離れられない
一日となりそうだ。
とは関係なく今日も埼玉のローカル話題を地方版から。楮(コウゾ)
と言えば和紙の材料だが、使うのは幹の樹皮だけで8割は廃棄される。
安価な海外産に押され国内の楮の栽培は減少の一途。栽培を維持する
ためにも捨てる部分に価値を見出せないかと活用策を探って来たのは
「細川紙」で知られる和紙の里、埼玉県小川町。
着目したのは「芽」。幹を太くするために春から夏にかけて新芽を
間引く。これを天プラとして食べるという話を聞いたことがきっかけ。
分析すると、牛乳の2.5倍のカルシウム、赤ワインの1.6倍のポリフェ
ノール、豆乳の1.5倍のたんぱく質などが含まれていることがわかった。
栄養価の高い「スーパーフード」だったのである。
ハーブや大葉のような使い方が出来ると地元の鹿肉や有機野菜との
組み合わせの試食会を開いたのは地域おこし会社。料理だけでなく
菓子への採用なども加速している。
やがて、タラの芽ではなく「コウゾの芽」が店頭に並ぶようになる
かも知れない。
小川町の「細川紙」ではないが、千曲川ウォークの寄り道で入った
飯山伝統産業館で見た「内山紙」の展示から。