日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

講演会シリーズ「世界の書棚から」シリーズ第2回「多文化主義 -モザイクの国- カナダの絵本」に行ってきました(2022.4.22)@板橋区立中央図書館

2022年05月11日 | イタリアの本・絵本・雑誌

講演会シリーズ「世界の書棚から」シリーズ第2回「多文化主義 -モザイクの国- カナダの絵本」に行ってきました(2022.4.22)@板橋区立中央図書館

 

絵本のまち いたばし」の板橋区立中央図書館・板橋区立美術館が合同で 月1回開催している「世界の書棚から」シリーズ 第1回のイタリアに続き 第2回は カナダです:

ちなみに 板橋区とカナダのバーリントン市は 姉妹都市です💖

 

この日は カナダ大使館の文化担当官の方が カナダの国について そしてカナダの絵本について 様々な話をしてくださいました  

絵本関係の方たちに混じっての地元からの参加です この中央図書館は近所なのでしょっちゅう行っており できるだけ月1回のこのシリーズは参加したいです 毎回ほぼ3日で申し込みは満席となるそうです!

      *     *     *

カナダは多文化主義モザイクの国です 移民も受け入れており ウクライナからも多く受け入れているとのこと

海から海へ」というラテン語がモットーです 世界の森林の1割がカナダにあります フランス語と英語が公用語で いろいろな物に2か国語が併記されていますね

そのカナダの多文化政策は 1.  2言語 2.  先住民族の尊重 3.  民族・宗教・文化の多様性の奨励 4.  カナダの価値観 からなっています

国のスポーツはラクロスとアイスホッケーです

カナダの国家元首はエリザベス2世です カナダ総督文学賞もあり 世界から認められているとのこと

5%の先住民族が70の言語を話していました 先住民族は寄宿舎に入れられ フランス語を学ばされた歴史を話してくださり 2021年に新しく 「真実と和解の日」という祝日が設けられたそうです 

なんと ここいたばしボローニャ絵本館には 「Stolen Words」というカナダの絵本の 先住民族のクリー語版の絵本があるそうでビックリ!!

また ジェンダーがテーマの「紙袋の王女様」も 出版が99年と早いですね

同性婚の親の話を描いた絵本が出版停止になり裁判もあったそうです 

日系人作家も多く 元宇宙飛行士が絵本を出したりもしています 

カナダ児童書センター(CBC Book)についてもご紹介いただきました

アルクイン・ブックデザイン賞のコミック部門でグランプリを受賞した本も見せていただきましたが すっごくぶ厚いです!! 

コロナ下ではビデオでの読み聞かせを流す試みもしていたそうです 

最近は 環境 動物 先住民族の絵本が増えているそうです 読み聞かせをする大人にも問いかけるようなものもありますね 

木を植えた男」もカナダ人フレデリック・バック(Frédéric Back)がアニメ化したのですが このアニメに触発された高畑勲氏がスタジオジブリを作ったのですよね!! (亡くなる数日前に高畑氏が会いに行かれたエピソードなど)

注目の絵本作家たちについてもご説明いただき カナダで出版された絵本が紹介されている貴重な季刊誌もご紹介いただきました

カナダで出版される本は こちら

該当する絵本を瞬時に取り出してくださる絵本館スタッフさんに感動しました😊 

カナダ大使館は OAGホールや日伊協会に行くときに通るのですが まだ入ったことがなくて... でも図書館がまたオープンした際にはぜひ行ってみたいですね💖

第3回は ポルトガルです!

講演会シリーズ「世界の書棚から」第2回「多文化主義 -モザイクの国- カナダの絵本」は こちら

写真は いたばしボローニャ子ども絵本館に展示中のカナダのコーナーです

 


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