野分日記  ~Mint★Drop!のブログ~

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番外編  アステカの謎

2024年03月10日 | 野分日記
16世紀の初め、アステカは僅か500名の兵士と馬16頭のスペイン人によって滅ぼされました。明確にコルテスの「侵略欲」によるものです。

メソアメリカにはいくつかの特徴があります。
ユーラシアとは隔絶された文明圏で、馬がいないため「車輪」がなく、
鉄器を用いる事がなく、文字極めて原始的なものに留まっていました。
事あるごとに「生贄」を捧げ、周辺民族からは恨まれていました。

大河が無いため肥沃な農地は期待できず、米・小麦ではなく「とうもろこし」が主な食糧源でした。ただ「チナンパ農法」で首都「チノチティトラン」の人口を養っていました。


首都・チノチティトラン

この帝国があっと言う間に滅亡した理由は幾つか考えられています。
・最後まで統一国家が出来なかった・・・とは言え人口は1000万を擁していました。
・「生贄」の風習の為、周辺諸民族の反発を内包していた。
・白い肌をもつケツァルコアトル神が「一の葦」の年(西暦1519年にあたる)に戻ってくる、という伝説 が存在した。

これらの条件が作用して「周辺諸民族」がコルテス率いるスペイン人に協力をしたことで一気にアステカは崩壊しました。




この後、スペインは日本をも征服しようと進出してきますが、16世紀後半の日本は「戦国時代」の真っ最中。
全国に戦国大名が林立し、それぞれが強力な「武装集団」を擁していました。
特に「鉄砲(火縄銃)」は当時世界最大数を保有していたと言います。
それを目の当たりにしたスペイン人は日本の侵略を諦めます。




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