Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

ファイナルアカウント 第三帝国最後の証言

2022-08-15 22:54:57 | 映画
子供の頃にナチスにいた人たちにインタビューをしていったドキュメンタリー
こういう映画は是非テレビでやって多くの人に見てもらって色々考える機会を作った方がいいと思う

たしかシンドラーのリストだと思うけど
ユダヤ虐殺で子供のナチ党員が ユダヤを匿うシーンがあって 大人と違い子供が聡明に見える印象的なシーンだったけど あれなんかまさにフィクションならでは
子供の方が 思想にはまり易いってわかる映画
確かに文化大革命も少年が積極的に進めてたし

戦争中で娯楽禁止だったけどナチスに入ればできるし就職難で 相談しに行けば ナチスに入ると有利になるってアドバイスされるし親も子供を思って ナチスに入ることを勧めるしという中で ナチスに入って戦後に責められても当時どう避けることができたのか

皆がユダヤ迫害する中で迫害しない人は逆に変な奴という世の中 ユダヤ寺院を 燃やした事について「犯罪では」って聞かれて
「犯罪じゃないよ
...いや違うな
彼らにしてみたら犯罪だと思ったはず」
て言ったおじいさんがすごく印象に残った
後半で学生たちに ディスカッションしてたのが多分このおじさんだと思うんだけどちょっとわかんないな

気になったのは字幕で「German Forest」を「ドイツ人の森」にしてて、なんかこう モヤッとする 言葉の使い方。
ユダヤとドイツ人を分けたいうことだと思うんだけど何だろう。日本人の森って言うか?指定地域に入るな的な言い方がいいと思うのですが
そんでだんだん気になってくのが「ユダヤ人」っていう言葉なんだけど、この言葉だと人種差別みたいに見えるけど実際は宗教弾圧なんだよな
ユダヤ教徒とその子供を ドイツがユダヤ人と指定してたから ユダヤ教徒って言うと 違うのだけど ユダヤ人って呼ぶのも ドイツのやり方を認めてないか?
そんで今の日本の状況見てれば ナチスのが宗教弾圧と分かると人種差別のような一方的な迫害ではなく何か複雑な背景があった気もする。
それでナチスを許すわけではないが単純な話ではないのだけわかる

あと、 今になって罪を認めてくれた人もいたけど「それなら謝罪しろ」とか「賠償しろ」とかって言ったらそうならないだろうから告白した人を責めないのは情報を得るためには大事なことかな
司法取引はあった方がいい

ドイツの戦争映画は「ヒトラーが戦犯だからヒトラー悪く言えばいい」って感じもあったからこういう映画は新鮮だった


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