母の命日に供えたチューリップの花が、10日過ぎた今も元気で、何だかとても嬉しいです。
母が一生懸命咲かせてくれているような、そんな気持ちにさえなってきます。
改めて、チューリップの魅力に目覚めた私。
春の訪れがもうすぐであることを、笑顔いっぱいで告げてくれているような、そんな雰囲気。
この十日間、チューリップの花姿に、私はとても元気づけられてきました。
16日に花屋さんから届いたチューリップが今もこんなに元気
今後は毎年、母の命日には、チューリップを手向けようかしら。
梅の花とハナミズキも母にふさわしい花、と思っている私ですが。
チューリップも加えましょう。
そんな折、小箱を整理していると、寝たきりとなり認知症が進んでいた頃の母の身体障害者手帳が出てきました。
母は認知症でしたが、五体満足でした。
何故障害者手帳が頂けたのか、今となっては思い出せませんが・・・。
恐らく訪問看護師さんと病院の指示に従ったのでしょう。
まだ介護制度はなかった時代のことです。
その手帳に貼られた母の写真を見て、私は思わず涙が溢れそうに・・・。
寝たきりになってしまった頃そのままの母が、写真に写っていたからです。
生き生きした表情で、頬はピンク色に染まり、ご機嫌一杯の笑顔のお母様。
認知症が進み寝たきりながら・・・
笑顔が一杯で穏やかな美しい表情の母の画像を載せていましたが
妹に強く反対されましたので、掲載を取りやめました。
一度載せたものを取り消して申し訳ありません。
実はこの表情はカメラ向きではなく、いつも仏様のような優しい雰囲気のままで日々を送った母でした。
正に童女に返った母。
もっと純真だったかもしれません。
童女は、時に泣いたりぐずったりしますものね。
私と妹が介護中、母は全くそんなことすらなくて。
いつも穏やかでご機嫌な母でしたから。
私は介護中、母に注意をしたり意見をしたことは皆無。
母も、私や妹を困らせたり悩ましたりしたことは全くありませんでした。
ですのに、私は今思い返すと、反省することが一杯。
自分の時間を犠牲にしてでも、もっともっと母のために尽くし、相手をしてあげれば良かった、と。
私はまだ五十代で、娘のことも色々気がかりな年代でした。
自分の時間も欲しかった。
ですから、母をないがしろにした時もあったかもしれません。
今となっては、反省してもどうにもならない事だけれど、せめてもの慰めは母がいつも機嫌が良かったこと。
イライラしたり文句を言うことは皆無の母でした。
妹は母のことを
「まるでお姉様の影のよう。
お姉様の傍をお母様は離れようとしない」
と言っていました。
今朝撮ったチューリップ
その位、私を慕っていた母は、私を心から信頼し、安らかな気持ちで日々を送ってくれたのかもしれない。
写真の実に穏やかな明るい表情を見て、今更ながら少し安堵の気持ちに浸っている私です。
恥ずかしい歩数だけれど、これからはできるだけ毎日載せます。
昨日の歩数
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拙いブログをお読み下さいまして、本当にありがとうございました。